干天の年に凶作なし かんてんのとしにきょうさくなし 日照りの日が続くと凶作になる事はあまりないという事。 雨が少ない年は一部分は不作になる事はあっても 全体を見渡すと不作ではないという事から。 雨水に頼っていた時代が過ぎると 灌漑施設の充実のため日照りの日数があったほうがよく その後に蓄えた水を与える事で稲がよく育つのだそうです。 干天(かんてん) 日照りが続く事。 天に干されてしまうほどの日照りという事から。 [0回]PR 寒中の南風は豊年の前ぶれ かんちゅうのみなみかぜはほうねんのまえぶれ 冬の期間に南風が吹くのは 寒さがあまり厳しくない状態なので雪解けが早く 稲を作るのにはよい状態となるので豊作であろうという事。 北陸地方などの雪害が大きかった地方での言葉。 南風(みなみかぜ) 南方から吹いてくる風。 [0回] 眼中の人 がんちゅうのひと 顔見知りの人。 思いを抱く人。 関心のある人。 眼中(がんちゅう) 目に見える範囲。 目の中。 そこから興味や関心のある対象の事を言います。 《眼中にない》は興味がない・気にもかけないとなります。 [0回] 寒中の雷は夏日照り かんちゅうのかみなりはなつひでり 冬期に雷鳴があると夏は強い日照りがあるという事。 冬に大陸側の高気圧勢力が増し季節風の吹く年は雷が起こりやすいというもので その年の夏は太平洋上の高気圧が発達し天気の良い事が多くなるのだそうです。 冬の雷(ふゆのかみなり) 冬の雷は日本海側に多いのですが 夏の雷ほど数は多くなく落雷数が少ない為エネルギーが蓄積され 1回の落雷の威力は夏の雷の数倍~100倍くらいになるそうです。 冬の日本海エリアは注意をしてください。 [0回] 肝胆を砕く かんたんをくだく ありったけの知恵を絞りだして思案する事。 苦心しながら一生懸命に努力をする事。 また、真心を込めるという意味もあります。 肝胆(かんたん) 肝臓(かんぞう)と胆嚢(たんのう)の事でどちらも《きも》と呼ばれることがあり 心臓や内臓全体の事を指す場合もあります。 意味は《心の奥底》《まごころ》など。 [0回] 勘定合って銭足らず かんじょうあってぜにたらず 理論上はそれで儲かるはずなのに 実際に行ってみると全くお金が足りないという事。 机上の理論。 何かをするには必ず計算外の事が起こり それらも予定に入れるべきものであるが 全くすべてに問題がなくいくものと計算をして失敗をする事。 勘定(かんじょう) 物の数量やお金の金額を数える事。 また、代金の支払いの事など。 [0回] 癇癪持ちの事破り かんしゃくもちのことやぶり 気が短く怒りっぽい者は じっくり物事を考えることなく我慢強さが足りない為 仕事や計画などを台無しにしてしまう事が多いという事。 うまく行きそうなものであっても 短気が原因でダメにしてしまう事。 事破り(ことやぶり) 約束事や決まり事などを反故にする事。 反故(ほご) 無かった事にする事。 役に立たないようにする事。 [0回] 癇癪貧乏 かんしゃくびんぼう 怒りっぽい短気な性格の人は 仕事にも集中力がなく最後までやる事が少ないので なかなか成功する事はないという事。 短気に行動するのは損であるという事。 癇癪(かんしゃく) 自分の怒りをうまくコントロールできないで行動してしまう事。 激しい感情を抑えられない事。 [0回] 閑古鳥が鳴く かんこどりがなく 商売などでお客が集まらずに寂しい事。 人がいなく寂しい様子。 閑古鳥とはカッコウの別名でその鳴き声は物悲しい感じがする事から。 カッコウ(かっこう) ユーラシア大陸やアフリカで広く繁殖。 日本へは夏ごろ渡ってくる。 托卵をすることで有名で他の鳥の巣へ自分の卵を産み 代わりに卵を1個盗んでいく。 [0回] 雁が飛べば石亀も地団駄 がんがとべばいしがめもじだんだ 自分の能力をわきまえず 他人がしたことを真似しようとするが どうやってもできないと知り悔しがる事。 雁が飛ぶのを見た石亀が 自分も飛ぼうとして挑戦するも 全く飛ぶ事ができずに悔しがり地面を踏む事から。 地団駄(じだんだ) 足をじたばたとさせて何度も地面を踏み悔しがる事。 もともとは製鉄をする《たたら》を踏む様子と 地面を踏んで悪あがきをする様子をまぜ 《地だたら》を踏むと言っていたものが地団駄へと変化したもの。 [0回]