人生僅か五十年 じんせいわずかごじゅうねん 人生は短いものだという事。 昔は人の寿命は50年くらいだと思われていた事から。 昔の平均寿命 昔の人たちの平均寿命は短く 古墳時代が25歳くらい 平安時代が30~40歳 鎌倉時代が24歳くらい 室町時代が16歳くらい 江戸時代が31歳くらい 明治・大正時代が43歳くらいだったと言われています。 [0回]PR 人生朝露の如し じんせいちょうろのごとし 人生とは朝露のように儚いものだという事。 人生はとても短くもろいものだという事。 霧の世 人生は風灯石火の如し 人生は風灯石火の如し(じんせいはふうとうせっかのごとし) 人生朝露の如しと同じ意味で 風灯(ふうとう)とは風前の灯火で 人生の儚く短い事を表し 石火(せっか)とは火打石から発生する火の事で とても短い時間や儚い事の意味となります。 風灯石火(ふうとうせっか)とは同じような意味の言葉を二つ並べたもので 短い時間や儚い事を強調したものと思われます。 [0回] 人生字を識るは憂患の始 じんせいじをしるはゆうかんのはじめ 人は知識の乏しい方が悩みが少ないのだという事。 字を覚え学問を覚えるようになると 知識量が増えてそのため 心を痛ませるような事が多くなりという事で 何も知らなければ悩んだり心配したりする事がないという事から。 字を知るは憂の始 憂患(ゆうかん) とても心配して悩み、心を痛める事。 《心を痛める》とはあれこれと悩む事、心配する事。 [0回] 信心は徳の余り しんじんはとくのあまり 信仰とは生活の安定や健康などがあって そこから生じるものが本物であり 御利益や奇跡などを期待してするものではないのだという事。 利益や良い効果を得るための信仰というのは 正しくはなく誤った教えであるという事。 後生は徳の余り 信心も欲から 信心も欲の中 [0回] 信心すぎて極楽通り越す しんじんすぎてごくらくとおりこす 信仰心も過剰に行き過ぎると 本来の意味から外れて間違った方向へ進んでしまうという事。 極楽へ行くための信仰ですが その信仰心を誤まってしまうと 極楽を通り越し地獄へ向かうのだという事から。 鰯の頭も信心から 信心(しんじん) 神仏の力を信じ、その加護の力を得られるよう祈る事。 [0回] 人事を尽くして天命を待つ じんじをつくしててんめいをまつ 人が全力を尽くして努力した後は 心静かに天の意思である結果が出るのを待つという事。 悔いの残らないよう努力をした後は 結果が出るまでクヨクヨと悩まずに 天に任せて心を落ち着けるのが良いという事から。 全力を尽くしたのなら あとは結果をゆっくり待つのがよく慌てる事はない事。 人事を尽くして天命を聴いて可なり 人事(じんじ) 人が行う事。 人の力で出来る事柄。 天命(てんめい) 天から与えられた宿命。 人の力ではどうしようもない運命や宿命。 [0回] 心中よりも饅頭 しんじゅうよりもまんじゅう 義理や体裁などよりも実利を取るのが良いという事。 心中立するよりも 饅頭を食べて満腹になったほうが良いという事から。 花より団子 義理ばるより頬張れ 思召しより米の飯 心中立(しんじゅうたて) もともと心中とは真心などの意味があり それが転じ他人に対する義理立てをするという意味で 心中立という言葉になり 男女の相愛などの意味となり そこから相愛の男女が申し合わせて自殺をするという意味と変化した。 [0回] 沈香も焚かず屁もひらず じんこうもたかずへもひらず 大した個性がない事。 特に良い所も無ければ悪い所も無く 役に立つわけでもなければ邪魔になるわけでもない人の事。 沈香とは香の一種で最高急な物を伽羅と言いますが そのようなお香のような良い香りがするわけでもなく おならのような臭い匂いもしない平凡な事から。 線香もたかず屁もひらず 伽羅もたかず屁もこかず 沈香(じんこう) ジンチョウゲ科の常緑高木の事で代表的な香木の一つ。 三大香木の一つで、春の沈丁花、夏の梔子、秋の金木犀と言われ 香りの強い花をつける樹木として知られる。 [0回] 人口に膾炙す じんこうにかいしゃす 多くの人の話題になり広く知られる事。 インターネット上で言うバズる事。 膾とは切った獣肉や魚肉などを調味料を使い生食する事 炙とは焼肉の事で火を通した食べ物の事で どちらもおいしいので話題になる事から。 バズる インターネットに投稿した事が多くの人の話題になる事。 バズマーケティングという 口コミで話題を広げ売り上げに結び付ける手法から来ており 本来は虫などの飛ぶ羽音のbuzzからきた言葉。 [0回] 詩を作るより田を作れ しをつくるよりたをつくれ 貧乏をしているににお金持ちのような真似をして 風流な事にうつつぬかす時間があるのなら 少しでも収入になるような仕事をしたほうが良いという事。 実生活には役に立たないような詩作にふけるよりも 田畑などを耕して食べ物を作るほうがよほど実用的だという事から。 念仏申すより田を作れ 碁を打つより田を打て 庭作りより田を作れ 品をつくろうより田をつくれ 座禅組むよりこやし汲め [0回]