商人に系図なし あきんどにけいずなし 商人は努力や自分の才覚などで成功させるものだという事で 家柄や代々のコネなどで成功するものではないという事。 系図(けいず) 先祖代々の系統を書き表したもの。 系譜ともいい、血縁関係のみではなく師弟関係などを書き記したものも多く 特定の家系の家族継承を書き記したものを家系図と呼びます。 [0回]PR 秋葉山からの火事 あきばさんのかじ 他人を戒める者が、自分が過ちを犯してしまうという事。 防火の神である秋葉の山から火がでてしまうという意味。 秋葉山(あきばさん) 火防の神として知られる秋葉権現を祀る秋葉山本宮秋葉山神社の事。 火防(ひぶせ) 火伏とも書き、火災を防ぐこと。 特に神仏などの力によって火災を防ぐこと。 [0回] 呆れが礼にくる あきれがれいにくる とても呆れかえっている事を誇張した言葉。 あまりに呆れてしまい、 呆れのほうからお礼に来るという意味。 呆れる(あきれる) 唖然とする。 あまりに意外な事で驚く事。 [0回] 諦めは心の養生 あきらめはこころのようじょう いたずらに過去の失敗や不運であった出来事を くよくよと思い煩うのは健康にもよくないという事。 あきらめることが肝心で 過去よりも将来の希望を考えたほうが良いという事。 養生(ようじょう) 生活に気を付け健康の増進を心がける事。 病気を治すように努める事。 [0回] 空家の雪隠でこえなし あきやのせっちんでこえなし 他人の家を訪ねていき いくら叫んでも返事がない時のしゃれ言葉。 空家であるので雪隠(トイレ)には肥(糞尿)がないという事をかけた洒落。 雪隠(せっちん) トイレの事。 語源は色々あり、その中の一つに 中国の導師が雪隠寺のトイレ掃除を司った事から というものもあるそうです。 [0回] 空家で声嗄らす あきやでこえからす 無駄な事のたとえ。 空家でいくら上手な歌を歌っても 誰もそれを見ていなければ褒めてくれず 声がかれるほどの努力であっても誰も認めてくれない事から。 空家(あきや) 国土交通省の定義によると 1年以上人の住んでいない、または使用されていない家が空家となります。 その内容は人の出入りがあるか 水道・ガス・電気の使用状況及びそれらを使える状態にあるか などで判断されるようです。 [0回] 秋は山から春は海から あきはやまからはるはうみから 秋の頃は山から晴れてくると天気が良くなり 春の頃は海が晴れると天気が良くなるという事。 [0回] 秋日和半作 あきびよりはんさく 秋の天候が良いか悪いかが その年の作物の収穫を半ば決めてしまうという事。 秋の台風などは速度が速く強風になる事が多いので 台風被害を恐れて言った言葉。 野分(のわけ・のわき) 秋の台風の事で二百十日の頃に野の草を吹き分ける強い風の事。 台風の古称。 二百十日(にひゃくとおか) 立春から数えて210日めでカレンダーでは9月1日頃となる。 台風がくる季節と重なるので農家からは警戒される頃。 [0回] 秋日に照らせりゃ犬も食わぬ あさひにでらせりゃいぬもくわぬ 秋晴れの日差しは暑くもなく寒くもないので 日焼け対策もせずに素肌をさらすことが多く 徐々に日焼けする事がありますが 未婚女性がうっかり日焼けしてしまわぬように 大げさに戒めた言葉。 日焼けした女性は相手にされないという 色白美人がもてはやされた時代の言葉。 犬も食わぬ(いぬもくわぬ) なんでも食べるはずの犬でさえも食べない事から 非常に嫌われているという事。 また、ばかばかしくて相手にされない事。 [0回] 秋の夕焼け鎌をとげ秋の朝照り隣へ行くな あさのゆうやけかまをとげあきのあさでりとなりへゆくな 秋の夕焼けが美しいと次の日晴れる前触れなので 鎌を研いで畑仕事の準備をしたほうがよく 朝焼けは雨が降る前触れなので 隣近所へ行くのも控えたほうが良いという事。 夕焼け(ゆうやけ) 日没時に空が赤く見える現象。 夕焼けの状態の空を夕焼け空と呼び 夕焼け時の雲や夕焼雲と呼ぶ。 朝に空が赤く見えるのは朝焼けと呼びます。 [0回]