"あ"カテゴリーの記事一覧 あの声で蜥蜴くらうか時鳥 あのこえでとかげくらうかほととぎす 人は見かけによらないもので 外見の上品さやおとなしそうなイメージに騙されてはいけないという事。 ホトトギスは美しい声で鳴く鳥ですが その外見とは違い他の鳥でもあまり食べないようなトカゲを食べる事から 見た目とのギャップを言ったもの。 時鳥(ほととぎす) 実際には毛虫を好んで食べるそうで 鳴き声は「キョッキョッキョキョキョキョッ」 という感じなのですがそれがホトトギスと聞こえるようです。 [0回]PR 姉は菅笠妹は日傘 あねはすげがさいもうとはひがさ 女性は姉妹でも嫁ぎ先で生活環境に大きな違いが出るものだという事。 これは生活の貧富の差ですが 幸か不幸かはまた別の話になります。 菅笠(すげがさ) スゲの葉で編んだ笠。 農作業などで被る笠であくせく働く人たちが被るものの象徴。 日傘(ひがさ) 強い日光などを遮るおしゃれな傘。 身なりを着飾り外出をする裕福な家の象徴。 [0回] 姉女房は身代の薬 あねにょうぼうはしんだいのくすり 年上の女房は家計のやりくりが上手なので 財産も増えて家計のためにとても良いという事。 姉女房(あねにょうぼう) 夫より年上の妻 姉さん女房 身代(しんだい) 財産。資産など。 暮らし向き、生計など。 [0回] 兄の物は猫の椀まで あにのものはねこのわんまで すべての財産。 長男がすべての財産を引き継いでいた時代には 猫のお椀までもすべて相続していた事から。 兄が絶大な権力を持っていた頃の習慣。 財産(ざいさん) 個人や団体に所属する経済的価値のあるものの総称。 [0回] 穴を掘って言い入る あなをほっていいはいる 人に言えないような悩みや心配事など 穴を掘ってそこに言うといくらか気分が晴れるという事。 気晴らしは大事という事。 王様の耳はロバの耳 自分の耳の長さを気にする王様が床屋さんに自分の秘密をばらすと命がないと脅され 内緒にしていたところ秘密を抱えるあまり体の調子を悪くしてしまい医者に診てもらったところ 言いたい事を我慢しすぎなので穴でも掘ってそこに叫ぶといいと助言をもらい そうしたところ床屋さんはすっきりして病気が治ったという話。 [0回] 穴の貉を値段する あなのむじなをねだんする あてにはできない事。 不確実な事を当てにして計画する事。 穴の中に隠れている貉を捕まえる前から 売った時の値段を考え喜ぶ事から。 貉(むじな) アナグマの事。 毛並みなどが似ていることからタヌキの事もそう呼びます。 尚、アナグマの肉はおいしいそうで今でもジビエとして食べている人がいるそうです。 [0回] 穴のはたを覗く あなのはたをのぞく 墓穴を覗いてみるという事で 死期が迫っている病人や高齢者の事などをいう。 余命短い事。 穴のはた 端《はた》とは物の淵《ふち》・縁《へり》などの意味で 淵はある場所のほとり、容易に抜け出せない苦しい境遇などの意味があります。 縁には池・穴などに接したすぐそば、そこに入る手前という意味があります。 [0回] 侮り葛に倒れすな あなどりかずらにたおれすな 葛は弱そうに見える植物ですが 見くびって油断をしていると躓いて倒れてしまう事があるので 相手が弱いと軽く見ているとあとで痛い目を見るという事。 油断をして不覚を取ってはいけないという事。 葛(かずら) つる草の総称。 自分では上に伸びていけないので強い植物に絡みながら伸びていきますが つる自体の強度はかなりあり引っ張りなどに強い特性を持つ。 同じ字ですが《くず》と読むと違う植物になるので注意。 [0回] 穴蔵で雷聞く あなぐらでかみなりきく 不必要なほど用心深い事のたとえ。 雷が鳴ったからと言って頑丈な穴蔵まで隠れに行ってしまうほど 臆病である必要はないという事。 穴蔵(あなぐら) 地中に穴を掘りものを貯蔵などするようにしたもの。 地下室。地下倉庫。 [0回] 穴あらば入りたし あなあらばはいりたし 恥ずかしさのあまり穴があったら入って身を隠してしまいたいという事。 穴があったら入りたい。 他人に顔を見られるのが恥ずかしくて隠れてしまいたい事。 身を隠す(みをかくす) 姿を隠すこと。 世間を避けひっそりと暮らす事。 身元や素性を隠す事。 [0回]