"あ"カテゴリーの記事一覧 逢った時は笠を脱げ あったときはかさをぬげ 知ってる人に会った時は先ず笠を取って挨拶をしろという事。 相手が嫌いな人でも、またどんなに親しい人であっても 礼儀は大事なので疎かにしてはいけないという事 笠(かさ) 雨や雪、直射日光などを避けるために頭にかぶる道具。 時代劇で旅人がかぶっているのは三度笠といいます。 [0回]PR 暑さ忘れりゃ蔭忘れる あつさわすれりゃかげわすれる 夏の暑さを日陰で避けていたものが 暑さが去って涼しくなってくると 陰のありがたみを忘れるという事。 苦しい時が過ぎると その時に受けた恩を忘れてしまうというたとえ。 陰(かげ) 日光の当たらない所。 光が当たらない暗い所。 [0回] 暑さ寒さも彼岸まで あつささむさもひがんまで 夏の暑さは秋の彼岸になるころにはやわらぎ 冬の寒さも春の彼岸になれば暖かさが戻ってくるという事。 辛い時期でもいずれは過ぎ去っていくという事。 彼岸(ひがん) もともとは仏教で煩悩をはらった悟りの境地の事で 苦しみや迷いなどの煩悩から解放された極楽浄土の事でもあります。 現在では法要やお墓参りなどの季節の事として使われます。 [0回] 彼方立てれば此方が立たぬ あちらたてればこちらがたたぬ 両立させることは難しいという事。 対立する片方をフォローするともう片方の機嫌を損なってしまうなど すべてを納得させるのはとても難しいものだという事。 彼方(あちら) 向こうのほう。 離れた方向・場所・物など。 此方(こちら) 近くのほう。 近い方向・場所・物など。 [0回] 仇を恩にして報ずる あだをおんにしてほうずる 非常な行為をした相手に対し恨みなどは言わず、逆に情けをかける事。 恨みに対し徳を持って答える事。 キリスト教の「汝の敵を愛せよ」と同じような教え。 仇(あだ) 勝負や争いごとの相手。 恨みのある相手。 恩(おん) 他人から与えられた恵。 慈しみ。 [0回] 当たるも八卦当たらぬも八卦 あたるもはっけあたらぬもはっけ 占いは当たる事もあれば当たらない事もあるので 悪い結果が出てもくよくよしてはいけないという事。 八卦(はっけ) 易による占いの基本となる図形。 8種類ありそれを組み合わせる事で64種類の意味になる。 [0回] 当るものは風ばかり あたるものはかぜばかり 逆らったり抵抗したりするものや 遮るものがまったくない意気揚々とした有様の事。 強いて言えば爽やかな風が当たる程度の事。 無人の野を行くような状態の事。 意気揚々(いきようよう) 得意気で威勢の良い様。 誇らしげにふるまう様。 揚々とは得意な様子の事。 [0回] 当る罰は薦着ても当たる あたるばちはこもきてもあたる 悪事を働いた者は どんなに服装を変えて隠れていても必ず見つかり罰が当たるというもの。 善人のような振る舞いをしても こもをかぶって乞食に化けても神様の目はごまかせないという事。 罰(ばち) 悪事を行った者に対する報い。 神仏の懲らしめ。 薦(こも) マコモを粗く編んだむしろ。 乞食が薦をかぶっていたことから乞食を指す事もあります。 [0回] 中らずと雖も遠からず あたらずといえどもとおからず 大体推測通りだという事。 的中はしなかったが それほど違うわけでもなく ほぼ正しいという事。 大学(伝九章) 心誠に之を求むれば 中らずと雖も遠からず。 未だ子を養う事を学んで 而(しこう)して后(のち)に嫁(か)する者は 未だ有らざるなり。 にあり意味は 熱心に求めれば 完全とはいかないまでもそれに近いところまでは達成できるものだ 育児方法を学んでから嫁に行くものはいない 育児に無知であっても親としての愛情を注げば それほどの間違いはないものだ。 と言われています。 [0回] 新しき酒は新しき革袋に盛れ あたらしきさけはあたらしきかわぶくろにもれ 新しい事をするには新しい形式が必要であるという事。 新しい事をするのにこれまでの方法でやろうとするのではなく それに見合った新しい方法を作らなければならないという事。 革袋(かわぶくろ) 皮で作った袋。 また、正月に猫の事をいう忌み詞。 これはねこから寝正月などを連想されるためと思われます。 寝正月(ねしょうがつ) どこにも出かけず家でごろごろして過ごす正月の事。 また病気でうごけず寝たきりのまま正月を過ごす事。 [0回]