"あ"カテゴリーの記事一覧 商人は木の葉も錦に飾る あきんどはこのはもにしきにかざる 商人はつまらない物であっても 立派に見えるよう豪華に飾り付けをして 客に売りつける腕があるという事。 商人の腕前をたたえる言葉。 木の葉(このは) 樹の葉っぱ。 小さい物、軽い物、取るに足らない物などの意味にも使われます。 錦(にしき) 二色以上の色糸や金銀糸を使って綺麗な紋様を織った高価な絹織物。 美しく立派な物。 [0回]PR 商人の元値 あきんどのもとね 商人は客に商品を進める時に 元値だと言ったり元値よりも安いといい売りますが 実際には商人は儲かっているので ほんとの元値はさっぱりわからないという事。 商人の駆け引きの上手さを表した言葉。 元値(もとね) 仕入値段。 または仕入れ原価の事。 [0回] 商人の空値 あきんどのそらね 商人は駆け引き上手で 相手を見て値段を決めるので ほんとの値段はいくらなのか分かりにくいという事。 空値(そらね) 実際よりも高くつけられてる値段。 偽りの値段。 掛け値。 掛け値(かけね) 商品に実際よりも高くつけられている値段。 [0回] 商人の子は算盤の音で目をさます あきんどのこはそろばんのおとでめをさます 町人の心得の言葉。 武士は馬の轡の音で目をさますに対して使われたもので 商人の子はそろばん玉をはじく音で目をさますという意味。 また、生活環境により人の習慣は違うという事。 算盤(そろばん) 日本や中国などで使われている木製の手動計算補助具。 起源は諸説あり、 メソポタミアなどでは砂の上に線を描き その線の上に石を置いて計算をする【砂そろばん】があったそうです。 [0回] 商人の虚言は神も御許し あきんどのうそはかみもおゆるし 商人が商売での駆け引きで嘘をつくのはしょうがない事なので これは神様でも許してくれるという事。 商人の側が自分達を擁護した言葉。 虚言(きょげん) 他人を欺く言葉。 うそ。 [0回] 商人に系図なし あきんどにけいずなし 商人は努力や自分の才覚などで成功させるものだという事で 家柄や代々のコネなどで成功するものではないという事。 系図(けいず) 先祖代々の系統を書き表したもの。 系譜ともいい、血縁関係のみではなく師弟関係などを書き記したものも多く 特定の家系の家族継承を書き記したものを家系図と呼びます。 [0回] 秋葉山からの火事 あきばさんのかじ 他人を戒める者が、自分が過ちを犯してしまうという事。 防火の神である秋葉の山から火がでてしまうという意味。 秋葉山(あきばさん) 火防の神として知られる秋葉権現を祀る秋葉山本宮秋葉山神社の事。 火防(ひぶせ) 火伏とも書き、火災を防ぐこと。 特に神仏などの力によって火災を防ぐこと。 [0回] 呆れが礼にくる あきれがれいにくる とても呆れかえっている事を誇張した言葉。 あまりに呆れてしまい、 呆れのほうからお礼に来るという意味。 呆れる(あきれる) 唖然とする。 あまりに意外な事で驚く事。 [0回] 諦めは心の養生 あきらめはこころのようじょう いたずらに過去の失敗や不運であった出来事を くよくよと思い煩うのは健康にもよくないという事。 あきらめることが肝心で 過去よりも将来の希望を考えたほうが良いという事。 養生(ようじょう) 生活に気を付け健康の増進を心がける事。 病気を治すように努める事。 [0回] 空家の雪隠でこえなし あきやのせっちんでこえなし 他人の家を訪ねていき いくら叫んでも返事がない時のしゃれ言葉。 空家であるので雪隠(トイレ)には肥(糞尿)がないという事をかけた洒落。 雪隠(せっちん) トイレの事。 語源は色々あり、その中の一つに 中国の導師が雪隠寺のトイレ掃除を司った事から というものもあるそうです。 [0回]