"か"カテゴリーの記事一覧 餓鬼の断食、悪女の賢者ぶり がぎのだんじき、あくじょのけんじゃぶり 見え透いた偽善や体裁を繕い善行を言い立てる事。 餓鬼は空腹亡者の事を言い 物は食べないので断食をするのはうわべを作ってるだけで 断食の意味はありません。 また、悪女が賢者のように物知り顔で利口ぶっても 誰にも相手にされない事から。 断食(だんじき) 一定の期間食物をとらない事。 [0回]PR 鍵の穴から天を覗く かぎのあなからてんをのぞく 狭い見識で大きなものを推し量る事。 見識の狭いもののたとえ。 鍵穴(かぎあな) 鍵を差し入れる錠の穴。 見識(けんしき) 物事の本質を見抜く力。 独自の判断力や考え。 [0回] 垣根と諍いは一人ではならぬ かきねといさかいはひとりではならぬ 他人がいなければ垣根を作って他との仕切りを作る必要もなく 争いごとも他の人がいなければ全く起きないという事。 相手がいなければできない事なので 相手にならないのがよいという事。 垣根(かきね) 家の敷地と外界を区別するための仕切り。 家の内と外の境界線になる部分で昔は垣根越しに話すなどのコミュニケーションがあった。 [0回] 餓鬼に苧殻 がきにおがら 頼りにならない事。 体がやせ細って弱弱しい餓鬼が苧殻を手に持っていてもまるで役に立たない事から。 餓鬼(がき) 骨と皮ばかりの体で常にお腹を空かせている鬼のような顔をした生き物。 過去の行いによりそのような姿に転生されたとされる。 苧殻(おがら) 麻茎から皮をはいだ後に残った芯の部分。 乾燥させると茅葺き屋根の材料となる。 [0回] 鏡は女の魂 かがみはおんなのたましい 女性にとって鏡とは自分の姿を映す道具であるため 立派なものを選び曇らないよう手入れをよくしなければならないという事。 曇った鏡では自分を磨く事はできないので大切にせよという事。 鏡(かがみ) 光を反射する部分がある道具で その性質を利用し反射した物を見る道具。 鏡に映るものは鏡像といい左右が逆となる。 [0回] かがみ女に反り男 かがみおんなにそりおとこ 女性は多少前かがみでうつむき加減な姿勢がよく 男性は胸を張り後ろに反り気味の姿勢のほうが立派に見えてよいという事。 また、女性は前かがみで掃除や料理などの家事をこなし 男性は背筋を伸ばして仕事に打ち込むという解釈もあります。 前かがみ(まえかがみ) 体の上半身を前方へ傾けている姿勢の事。 上半身を前に曲げている状態。 [0回] 踵で頭痛を病む かかとでずつうをやむ 全く見当違いな事を心配する事。 自分には関係のないような事で頭を悩ませる事。 頭痛がするのを踵で感じてしまうという意味から。 見当違い(けんとうちがい) 判断が間違っている事。 予想が全く正解でない事。 [0回] 顔に紅葉を散らす かおにもみじをちらす 若い女性が恥ずかしさのあまり顔を赤らめてしまう事。 女性が恥じらう様。 女性が顔を赤らめる様子が紅葉の葉っぱを散らしたようにパッと赤らむ事から。 恥じらう(はじらう) 恥ずかしがる事。 照れくさがる事。 [0回] 顔に似ぬ心 かおににぬこころ 顔の作りと心の有様が一致しない事。 とても美しく優しい顔をしているのに心は醜く汚らしい者がいたり 恐ろしく醜悪そうな顔立ちでも心はとてもやさしい者もいるという事。 [0回] 顔で笑って心で泣く かおでわらってこころでなく とても悲しい気分であるのにそれを表にあらわさずに表面上は笑顔でいる事。 弱い自分を他人に見せない事。 心情と表情が違う事でストレートな外人には理解されにくいものと言われる。 日本人の心情としては自分の悲しい気持ちに相手を巻き込むことをせず ポジティブに気持ちを盛り上げるという行為。 [0回]