"か"カテゴリーの記事一覧 蛙は口から呑まるる かえるはくちからのまるる 黙っていれば良いものを 無用な事を言ったばかりに災いを招いてしまう事。 蛙はうるさく鳴くために蛇に存在を知られ呑まれてしまうのだという事。 蛇の感覚 蛇は耳がなく空気の振動を音として感じているそうです。 またピット器官という熱を感じる器官を使用し獲物を探します。 [0回]PR 蛙の面に水 かえるのつらにみず どんな事をしてもまったく効果がない事。 何をしてもふてぶてしく平気でいる事。 蛙の顔に水をかけても両生類の蛙は平気で何も感じない事から。 太々しい(ふてぶてしい) 図太い態度を取る事。 開き直り図々しい事。 [0回] 蛙の子は蛙 かえるのこはかえる 凡人の子はやはり凡人であるという事。 最初は違うように見えて結局親と同じような道をたどるという事。 蛙は子供の事はオタマジャクシなので親とは全く違う姿ですが 成長するに従い手と足が出てきていずれ親と同じ姿になってしまう事から。 オタマジャクシ(お玉杓子) 調理器具のお玉杓子に似ている事からその名になった蛙の幼生。 親にはない尻尾があり、親にある手と足がない。 英語ではタッドポウル(tadpole)という。 [0回] 蛙の願立 かえるのがんたて 前ばかり見て後ろを見る事がない者の事。 自分の都合よく成功した場合のみを考え それに失敗するとどうなるかなどはまったく講じる事がない事。 お金を借りる事は考えるが 返す時の事など考えないような人の事をいう。 蛙が人間のように2本足で立って歩きたいと願を立てているうち その願いはかなったが 蛙の体で2本足で立つと正面が見えず歩けなくなってしまったという話から。 願立(がんたて) 神仏に願ごとをする事。 願掛け。 [0回] 蛙におんばこ かえるにおんばこ 薬の効きがよい事のたとえ。 死んだ蛙にオオバコの葉をかぶせると生き返るという伝説から。 もともとは死んだ蛙ではなく 弱った蛙をオオバコの葉陰に置くと元気になるという俗伝から始まったもので オオバコは《カエルバ》とも呼ばれる。 大葉子(おおばこ) 葉が広く大きいためこの名前になったと一般に言われている植物。 地方によっては《ガエルッパ》《ゲーロッパ》《オンバコ》と呼ばれる。 中国では車前草(しゃぜんそう)とも言い 車がよく通るわだちに生えているのが語源とされています。 [0回] 顧みて他を言う かえりみてたをいう 相手の問いにどう答えたらよいか困り全く違う事を話題にして誤魔化す事。 その場を言い逃れるための行為。 誤魔化す(ごまかす) 質問に正直に答えずうやむやにする事。 都合の悪い事をはっきりと言わない事。 [0回] 買うは貰うに勝る かうはもらうにまさる 自分で努力をして稼いだお金で買うほうが ただで他人から貰うよりも価値があるという事。 貰うとお金がかからないので得をしたように思うかもしれませんが それは他人への借りとなり いずれ大きなお返しが必要な場合もあったりと負担となる場合もあるので 自分の力で買うのがよいという事。 また、人から貰いっぱなしで相手に無遠慮であれば図々しいと嫌われ 自分の評価を下げる事になるので買うほうが安く上がるという事。 [0回] 返り花の多き年は大雪となる かえりばなのおおきとしはおおゆきとなる 夏がとても暑かったり秋に台風が多い年は雪が多く降るという事。 夏の干ばつや秋の台風などにより普段とは違う季節に花が咲き そのような異常があるときは大陸の高気圧が関係し 冬になるとその影響から雪がたくさん降るというもの。 返り花(かえりばな) 返り咲きした花。 狂い咲き。 [0回] 怪力乱神を語らず かいりきらんしんをかたらず 不確かで怪しげな物は語らず理性で判断できるのを語ると良いという事。 尋常ではない超常現象のような力や 道理を乱すような事を口にするよりも 常に当たり前である事を口にするのがよいという事から。 怪力乱心(かいりきらんしん) 色々と説がありますが 超常現象を拠り所とする怪しげな物 奇怪なものや世の乱れに繋がる事などで 怪しげな予言や指導者・狂信的な新興宗教のようなものがそれに近いと思われます。 [0回] 櫂は三年艪は三月 かいはさんねんろはみつき 一人前となるには長い修業が必要であるという事。 舟を漕ぐのに使う艪は覚えるのが比較的簡単なので三か月ほどでできるようになるが 櫂のほうとなると三年はかかるという事から。 櫂(かい) 船の側面に漕ぐ道具を取り付け 漕ぎ手は進行方向とは逆のほうを向いて座って操作をし推進力を生むもの。 艪(ろ) 船の後部に漕ぐ道具を取り付け 漕ぎ手は進行方向を向いて基本的には立って操作をし推進力を生むもの。 立って操作するため波が荒いと安定しないという欠点がある。 [0回]