"か"カテゴリーの記事一覧 瓦は磨いても玉にならぬ かわらはみがいてもたまにならぬ 生まれつき愚かな者はどれほど勉強をしても 素晴らしい人間にはなれないという事。 人の本質は変えられないという事。 凡人として生まれた者はどんなに努力をしても 天才にはなれないので本質としては凡人のままです。 ただ、努力を重ねる事で秀才にはなれるので 努力をするのは無駄だという意味とは違うかと思います。 [0回]PR 川向かいの火事 かわむかいのかじ 自分にとっては関係ない事のたとえ。 川のこちら岸から 向こうの対岸で起こっている火事を眺めている状況を説明したもので 自分の損失などとは関係のない事を野次馬のように眺めている事。 野次馬(やじうま) 本来は年を取った馬や言う事を聞かない馬など 役に立たない事を言ったが そこから他人の事を無責任に騒ぐ者や ただ集まり騒ぎ立てる見物人のようなものを指す言葉となった。 [0回] 皮一重 かわひとえ わずかな違いの事。 また外見で人を判断してはいけないという事。 どんな美人であっても顔の皮を取ってしまうと醜い顔となり 外見の良さよりも内面の良さを磨いたほうが良いというもの。 そこから転じ不美人が美人に対して嫌がらせをする場合にも使用されるようです。 一重(ひとえ) それだけの違いである事。 紙一重であれば紙1枚分、皮一重であれば皮1つ分となります。 [0回] 皮引けば身が痛い かわひけばみがいたい 一方のほうに何かがあればもう片方にも影響が出てしまう事。 皮と肉とは切り離す事ができず 皮を引っ張るとそれに釣られ肉も引っ張られてしまう事から。 これは切り離せないような関係にある場合 どちらかに作用が働く場合同じくもう片方にも作用が働くというもの。 皮(かわ) 人でいう皮膚の事。 生物の体表面を覆うもの。 毛皮や外皮。 [0回] 川の石星となる かわのいしほしとなる 非現実的な事のたとえ。 川辺に転がっている石ころが宇宙に飛んでいき星となる事はあり得ず 宇宙の星が落ちてきて川の石になる事はあるという事から。 川に転がっている石が星として輝く事はないという事から。 川の石(かわのいし) 地域によって異なりますが川の石には 砂岩や泥岩などの堆積岩 安山岩や花崗岩などの火成岩 それらが変質した変成岩などがあります。 [0回] 川に水運ぶ かわにみずはこぶ 骨折り損な事のたとえ。 水が豊富にある川にいくら水を運んだところで 何も役に立たない事から。 骨折り損の草臥れ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ) せっかくした努力が無駄になる事。 無駄に疲れただけで利益になるものがない事。 骨折りとは苦労の事で骨折り損は苦労をして損をする 草臥れとは疲れる事で草臥れ儲けとは疲れだけを得た という意味となります。 [0回] 川中には立てど人中には立たれず かわなかにはたてどひとなかにはたたれず 世間づきあいは大変なものであるという事。 川の中央の速い流れの中に立つのは難しいものであるが 世間の人々の中でうまく付き合う事に比べれば大したことではないという事。 世間づきあい(せけんづきあい) 社交性。 人付き合いなど。 人中(じんちゅう・ひとなか) 多くの人の中。 [0回] 川だちは川で果てる かわだちはかわではてる 自分が得意とする事や慣れ親しんでいるつもりの事で 思いがけないような禍を招いてしまう事。 自信がある事では油断が生じてしまい それが原因で自分の身を滅ぼしてしまうという事。 川辺に生まれて子供の頃より川に親しんできた者は 思いがけず川で命を落としてしまう事から。 川立ち(かわだち) 川辺に生まれる事。 また川辺で生まれ育ち泳ぎの達者な者。 [0回] 川越して宿をとれ かわこしてやどをとれ 厄介な事や難しい事などは後回しにせずに先に解決するべきだという事。 昔は大きな川などを橋が架かっていなかったため 人足の手を借りてわたる必要があったが 大雨が降ると川留めとなり数日は渡れない状況になる事もあったため なるべく川を渡るのは後回しにせず川を渡ってから宿をとったほうが良いと言ったもの。 人足(にんそく) 重い荷物を運んだり力仕事をする人の事。 川を渡るには人足が肩車をしたり 蓮台(れんだい)に乗るなどの方法で渡る 徒歩渡し(かちわたし)で行っていました。 蓮台(れんだい) 川を渡る旅人を乗せる乗り物の事。 前後に2本の棒があり数人の人足で担ぐもの。 [0回] 川口で船を破る かわぐちでふねをわる もう少しで物事が成功に終わるという直前に 油断してしまい失敗してしまう事。 長く苦しい航海をしてきて 港に近い川口にまで来た時にここまで来たら大丈夫と気を抜いてしまい 船を壊してしまうという事から。 最後だからと息を抜かず 終わりまでちゃんと集中しなければならないという事。 川口(かわぐち) 川が海や湖に流れ込む河口の事。 川が海などへ出ていく出口。 [0回]