気が利き過ぎて間が抜ける きがききすぎてまがぬける よく周りの事に注意が行き届き機転の利くようなのに とても大事な部分で手抜かりなどが生じる事。 人目につかないような細かい部分まで注意を払うのに 誰もがわかるような場面で失敗してしまう事。 気が利く(きがきく) 細部まで気づく事。 細かい事に配慮ができる事。 間が抜ける(まがぬける) 大事な部分が抜け落ちている事。 間とは舞踊・演劇などで音や動作・台詞などの間に入れる休止の事。 間が抜けるとはその休止部分がない為、拍子抜けの状態になり テンポも何もない状態となりしまりのないものになってしまう事。 [0回]PR 聞いて極楽見て地獄 きいてごくらくみてじごく 悪い意味で聞いていた事と実際に見てみたものでは かなりの違いがあるという事。 よいイメージで聞いていた事が 実際に見てみると最悪であったという事。 語源(ごげん) 昔農村で暮らす娘に綺麗な着物と美味しいご飯を食べられる 極楽のような場所で仕事ができると連れだし 実際には遊郭などで働かせられたという事から。 現代でも同じような事が考えられ 他国はこんなに素晴らしく自国は貧しい などのイメージを植え付けるような勢力がありますが 実際に行ってみるとそこは言論統制などがあり実情を言えないという事もあるので 十分注意し判断しなければなりません。 [0回] 丸薬を金色に染める がんやくをきんいろにそめる 不利益な事や不快な事を言葉巧みに同意させること。 飲みにくい苦い丸薬に甘くてきれいな糖衣をかぶせて飲ませる事から。 言葉巧みに相手を丸め込む事。 あくまで相手には同意をする事が前提となっているので 拒否する相手に無理やり納得を求めるものではない事に注意。 丸め込む(まるめこむ) 相手を自分の思い通りに操る事。 相手が納得するよう説明をし自分の意志を通す事。 [0回] 雁も鳩も食わねば知れぬ がんもはともくわねばしれぬ 実際に経験をしてみなければわからないものだという事。 雁の肉なのか鳩の肉なのかは 見るだけではなく実際に食べてみないとわからないという事から。 雁の肉と鳩の肉(がんのにくとはとのにく) 食べた事のある人の話によると 雁の肉は鶏肉と豚肉の中間のような味がし 鳩の肉は鶏肉と比べるとレバーのような風味が強いそうです。 [0回] 冠旧けれど沓にはかず かんむりふるけれどくつにはかず 頭にかぶる冠は古くなり被る事ができなくなったとしても 足に履く靴の代わりにはできないという事。 価値のあるものは古くなったとしてもその価値は変わらないという事。 そこから人にも貴賤上下の違いがあり これを変える事はできないものだという事。 貴賤(きせん) 身分の高さや低さ。 あるいは尊さや卑しさの事。 [0回] 看板に偽りなし かんばんにいつわりなし 嘘や偽りのない事。 宣伝している事と実物とが一致していて 見たままであるので嘘偽りがないという事。 また、常日頃から言っている言葉と 行動が一致している事。 言行一致(げんこういっち) 言っている事と実際にする行動が一致している事。 [0回] 看板に偽りあり かんばんにいつわりあり 品質に良い事を看板に掲げていながら 実際にはそれと違う粗悪な品を売る事から 宣伝と実物が一致しない事を言う。 外見と中身が全く違うもの。 羊頭狗肉(ようとうくにく) 羊の頭を看板掲げておきながら 実際には犬の肉を売る事から 看板は立派でも実際は粗悪品を売っているという事。 [0回] 雁は八百矢は三文 がんははっぴゃくやはさんもん わずかな出費で多くの儲けを出そうとする考え方。 売れば八百文する雁を 三文の矢でとり儲けようとする事から。 出費(しゅっぴ) 必要とされるお金を出す事。 [0回] 雁は八百矢は三本 がんははっぴゃくやはさんぼん 獲物はたくさんいるのに それを捕る道具が少なく手段に困る事。 たくさんある物の中からどれを選ぼうかと悩む事。 多くの利益が目の前にあるのに それを手に入れる手段が少ない事。 矢は三本しかないので多くを捕ろうと欲張ってはならず 狙いを絞るのが良いという意味に使われます。 [0回] 間髪を容れず かんはつをいれず 間に髪の毛が1本も入るほどのわずかな余地もない事。 少しのゆとりもない状態をいい、 そこから即座にという意味となります。 とても急な事。 間髪(かんはつ) 正式には間に髪をいれる余裕もない 《間、髪を容れず》なので 間髪(かんぱつ)と読むのは間違いとされる。 [0回]