雁がたてば鳩もたつ がんがたてばはともたつ 自分の能力も考えず無思慮に行動をする事。 物事を深く考えずただ周りの真似をする事。 周りに流され考えず行動する者を見下した言葉。 渡り鳥の雁が北へ渡っていくために飛び立つのを見た鳩が それにつられて一緒に飛び立ってしまう光景から。 雁(がん) 鴨より大きく白鳥よりは小さな渡り鳥。 日本へは冬に北から飛んできて春になると北へ戻る。 鳩(はと) 公園などでよく見かける鳥。 冬には見かける事が少なくなるがどこかへ渡って飛んでいくわけではなく 暖かい高架下や駅の構内などで冬を過ごしています。 [0回]PR 瓦も磨けば玉となる かわらもみがけばたまとなる 生まれつき愚かな者であっても 努力を続けることで優秀な人になれるという事。 瓦も磨く事で玉のような光を放つことができるという事。 素質がない者であっても頑張る事で立派な人になれるという事。 玉(たま・ぎょく) 球形に磨かれた宝石や真珠の事。 美しく尊い宝石。 [0回] 瓦は磨いても玉にならぬ かわらはみがいてもたまにならぬ 生まれつき愚かな者はどれほど勉強をしても 素晴らしい人間にはなれないという事。 人の本質は変えられないという事。 凡人として生まれた者はどんなに努力をしても 天才にはなれないので本質としては凡人のままです。 ただ、努力を重ねる事で秀才にはなれるので 努力をするのは無駄だという意味とは違うかと思います。 [0回] 川向かいの火事 かわむかいのかじ 自分にとっては関係ない事のたとえ。 川のこちら岸から 向こうの対岸で起こっている火事を眺めている状況を説明したもので 自分の損失などとは関係のない事を野次馬のように眺めている事。 野次馬(やじうま) 本来は年を取った馬や言う事を聞かない馬など 役に立たない事を言ったが そこから他人の事を無責任に騒ぐ者や ただ集まり騒ぎ立てる見物人のようなものを指す言葉となった。 [0回] 皮一重 かわひとえ わずかな違いの事。 また外見で人を判断してはいけないという事。 どんな美人であっても顔の皮を取ってしまうと醜い顔となり 外見の良さよりも内面の良さを磨いたほうが良いというもの。 そこから転じ不美人が美人に対して嫌がらせをする場合にも使用されるようです。 一重(ひとえ) それだけの違いである事。 紙一重であれば紙1枚分、皮一重であれば皮1つ分となります。 [0回] 皮引けば身が痛い かわひけばみがいたい 一方のほうに何かがあればもう片方にも影響が出てしまう事。 皮と肉とは切り離す事ができず 皮を引っ張るとそれに釣られ肉も引っ張られてしまう事から。 これは切り離せないような関係にある場合 どちらかに作用が働く場合同じくもう片方にも作用が働くというもの。 皮(かわ) 人でいう皮膚の事。 生物の体表面を覆うもの。 毛皮や外皮。 [0回] 川の石星となる かわのいしほしとなる 非現実的な事のたとえ。 川辺に転がっている石ころが宇宙に飛んでいき星となる事はあり得ず 宇宙の星が落ちてきて川の石になる事はあるという事から。 川に転がっている石が星として輝く事はないという事から。 川の石(かわのいし) 地域によって異なりますが川の石には 砂岩や泥岩などの堆積岩 安山岩や花崗岩などの火成岩 それらが変質した変成岩などがあります。 [0回] 川に水運ぶ かわにみずはこぶ 骨折り損な事のたとえ。 水が豊富にある川にいくら水を運んだところで 何も役に立たない事から。 骨折り損の草臥れ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ) せっかくした努力が無駄になる事。 無駄に疲れただけで利益になるものがない事。 骨折りとは苦労の事で骨折り損は苦労をして損をする 草臥れとは疲れる事で草臥れ儲けとは疲れだけを得た という意味となります。 [0回] 川中には立てど人中には立たれず かわなかにはたてどひとなかにはたたれず 世間づきあいは大変なものであるという事。 川の中央の速い流れの中に立つのは難しいものであるが 世間の人々の中でうまく付き合う事に比べれば大したことではないという事。 世間づきあい(せけんづきあい) 社交性。 人付き合いなど。 人中(じんちゅう・ひとなか) 多くの人の中。 [0回] 川だちは川で果てる かわだちはかわではてる 自分が得意とする事や慣れ親しんでいるつもりの事で 思いがけないような禍を招いてしまう事。 自信がある事では油断が生じてしまい それが原因で自分の身を滅ぼしてしまうという事。 川辺に生まれて子供の頃より川に親しんできた者は 思いがけず川で命を落としてしまう事から。 川立ち(かわだち) 川辺に生まれる事。 また川辺で生まれ育ち泳ぎの達者な者。 [0回]