赤児のうちは七国七里の者に似る あかごのうちはななくにななさとのものににる 赤ん坊の時ははっきりとした特徴はないので 見ようによっては誰にでも似ているように見えるという事。 特定の誰かに似ているように見えてしまうのは 見ている大人の心であるという事。 七国七里(ななくにななさと) 古来奇数が吉とされていて九は恐れ多いという理由から 七が一番大きな吉数であったため 多くの国や里などあらゆる場所を表現した言葉。 [0回]PR 赤いは酒の咎 あかいはさけのとが 自分の過ちを認めずに言い逃れする事。 赤く怖そうな顔をしてる人が それは酒のせいであって 自分には何の落ち度もないという言い訳から。 咎(とが) あやまち・欠点・罰せられる行いなど。 [0回] 青表紙を叩いたものにはかなわぬ あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ きちんと学問を学んだものには敵わないという事。 無学な者が小知を働かせても学のある者には敵わないという事。 儒学は当時の代表的な学問であったため学問という意味での青表紙で 儒学を学んだものには敵わないという意味ではないのでご注意ください。 青表紙(あおびょうし) 青い表紙を多く用いた五経など儒学の本の事。 小知(しょうち) 浅はかな知恵。 少しばかりの知恵。 [0回] 青葉は目の薬 あおばはめのくすり 仕事や読書などで目が疲れてきたら 遠くの山や青葉などのみずみずしい緑色を見ると 目の疲れが癒されるというもの。 現代ではパソコンやスマホなどで目を酷使してる人が多いので 実践してみるのもよいかと思います。 目に優しい色 黄色や緑は目に刺激が少ない色といわれ 特に緑は心身に安心と安静を与えるそうです。 また疲れ目のストレス軽減にもなり PC作業の多い人は近くに緑色のものを置いてたまに眺めると効果があるそうです。 [0回] 青は藍より出でて藍より青し あおはあいよりいでてあいよりあおし 弟子が師匠よりも優れている事。 もともとは学問の重要さを説いたもので 終わりなく探求心を持って物事を追求する事を言った言葉。 青い色の染料は植物の藍より作られますが その藍よりも濃い青になる事から。 藍(あい) タデ科の一年草。 茎や葉が青色染料の材料となります。 [0回] 青菜は男に見せな あおなはおとこにみせな 疑われそうな行動は慎んだほうが良いという事。 ゆでる前の青菜はとても量が多く見えますが ゆでてしまうと縮んで量が少なく見えるので それを知らない男性にはゆでる前の青菜は見せないほうが良い という事から。 青菜(あおな) ほうれん草・小松菜などの緑色の濃い葉菜の事。 葉菜類(ようさいるい) 葉の部分を食用にする野菜の事。 葉物野菜。菜っ葉。 キャベツ・白菜・ニラ・ネギなど。 [0回] 青菜に塩 あおなにしお 元気がなくしょげている事。 青菜に塩を掛けると水分を取られしおれてしまう事から。 もともとは元気であった人が急に勢いや元気をなくす事。 しょげる(悄気る) 元気がなくなる事。 悄の文字だけでもしおれる・しょんぼりするの意味になります。 [0回] 青田褒めらば馬鹿褒めれ あおたほめらばばかほめれ 先の分からない事をほめる事。 まだ実る前の青い田んぼを見てできの良さをほめてみても 実るまではどうなるかわからないという事。 また、小さい子供を神童などとほめても 二十歳を過ぎてしまうとただの人だったという事もあり それをほめるのは早いという事。 青田(あおた) 葉が青くまだ実の熟していない田んぼ [0回] 青柿が熟柿弔う あおがきがじゅくしとむらう 少しばかりの優劣で 未熟なものが他人を見下す事。 まだ青い柿が熟して落ちた柿を見て同情する事で まもなくその青い柿も熟して同じ運命をたどるという事を 考えていないという事から。 未熟(みじゅく) 技術・教養などがまだ十分ではない事。 一人前ではない事。 [0回] 仰いで唾吐く あおいでつばはく 他人に害を与えようとしたら、自分に返ってきてしまう事。 天を仰いで唾を吐くと自分の顔に落ちてくることから 自ら禍を招く行為というたとえ。 天に唾するともいいます。 禍(わざわい) 不幸を起こす原因。 喜ばしくない出来事。 [0回]