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げすのさかうらみ
心の貧しい者は相手が親切心から忠告してくれた事でも
自分を批判されたような気持になり
その相手を快く思わないという事。
他人に対しては無関心だったり無関係でいようとする人が多い中で
わざわざ注意をしてくれる人には感謝するべきだという事。
ただし、主義や思想などの違いを
親切として主張し自分の考えを押し付けるのは違うので注意が必要。
相手に親切心以外の企みなどがないか見極めも必要となりますが
相手の忠告はまず聞いて自分で判断してみるのが良いでしょう。
心無しの人怨み
盗人のかえさ恨み
- 逆恨み(さかうらみ)
他人の好意を悪くとらえて恨んでしまう事。
こちらが被害を受け恨む立場であるのに相手のほうが恨んでくる事。
筋の通らないような事を理由に一方的に恨んでくる事。
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げすのいっすんのろまのさんすんばかのあけっぱなし
戸の開け閉めにその人の性質が出るという事。
育ちのあまりよくない者は戸を閉める時一寸くらい開けてままにしてしまい
頭の回転があまりよくない者は戸を三寸くらい開けたままにしてしまい
愚かな者は戸を閉める事もしないという事。
これは戸を開けておくことで寒い冬であれば暖気が出てしまい
夏などであれば虫などが入ってくる事もあるためで
自分がその時よければ後の事はどうでもよいという無神経さを注意したもの。
下種の一寸戸
下種の三寸開け
下臈の一寸戸
- 戸の開け閉め
戸の閉め忘れでありませんが
集合住宅で暮らす人が多い現在ではドアの開け閉めの音が問題になる事も多いようで
実家で暮らしていた人が一人暮らしを始めると
そうゆうトラブルが起こる事もあるそうなので
特に早朝や夜中などはドアの開け閉めには気を付けるのが良いかもしれません。
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げすないじょうろうはならず
身分の低い者が存在してこそ身分の高い者も存在できるという事。
世の中には完全にすべてが平等な関係というものはなく
身分や生活には上下というものができるものですが
上の者だけでは世の中は回る事がなく
下の者がいてこそでお互いに助け合っているものであるという事。
上の者は下の者を軽視しがちであるが
下の者たちに支えられているという事を忘れてはならないという事。
下の者がいなくては上の者になれないのは当然の事である。
下臈なくしては上臈もなし
貴は賤を以て本となし高は下を以て基となす
貴を必とするには賤を以て本となし高を必とするには下を以て基となす
悪人あればこそ善人もあらわれる
馬鹿あって利口が目立つ
- 上臈(じょうろう)
高い地位や身分の人。
修行を行い徳を積んだお坊様。
身分の高い女性。
