"う"カテゴリーの記事一覧 丑三つ時には屋の棟も三寸下がる うしみつどきにはやのむねもさんずんさがる 丑三つ時の真夜中になると すべてが深い闇に飲まれてしまい寝静まるという事。 草木でも眠る時間なので 家屋も眠り三寸ほど沈み込んでいるようだと形容したもの。 丑三つ時(うしみつどき) 午前2:00~2:30の時間の事。 昔はこの時間に起きている人はほぼいなく あたりには生活音もなく静寂な世界だったので 幽霊などが出るといわれていました。 [1回]PR 牛は水を飲んで乳とし蛇は水を飲んで毒とす うしはみずをのんでちちとしへびはみずをのんでどくとす 同じ質のものであっても 使い方次第では毒にも薬にもなるものだという事。 同じく水を飲んでいても牛はそれを牛乳とし 蛇は毒に変換してしまうという事から。 牛乳(ぎゅうにゅう) 日本で一般的に牛乳が普及したのは戦後となりますが 一部の階級層では食されていたのではないかと言われています。 ただし牛乳を飲むと牛になるという迷信もあり 一般人は戦後まで飲む機会はなかったようです。 [0回] 牛は牛連れ馬は馬連れ うしはうしづれうまはうまづれ 似た者同士は自然と集まりやすく 集まるとつり合いが取れて関係がうまく行くという事。 牛と馬は歩調が合わずバラバラに行動してしまうが 牛同士や馬同士で集まると同じ歩調になりまとまりがある事から。 似た者同士(にたものどうし) 互いに似た部分や共通の特徴などを持った人達の事。 [0回] 牛の骨 うしのほね 素性のわからない者を罵る言葉。 馬の骨と同じ。 素性(すじょう) 血筋。 家柄。 生まれ育った境遇。 罵る(ののしる) 声高に非難する事。 悪口を言う事。 [0回] 牛の角を蜂が刺す うしのつのをはちがさす 何とも感じない、全く手ごたえのない事。 蜂が鋭い針で牛の角を刺しても 牛は痛くも痒くもなく全く平気でいる事から。 徐角(じょかく) 牧場によくいる雌牛は牛同士の接触によりケガなどをしないよう 角を切り落としているそうですが 牛の角には神経が通っているそうで牛にとっては痛い経験なのだそうです。 ただし、重大なケガなどを防ぐためしかたがなく 酪農家でもできればやりたくない事なのだそうです。 [0回] 牛の小便と親の意見 うしのしょうべんとおやのいけん 牛の小便はだらだらと長く量が多いが 肥料などの使い道はあまりなく 親の小言も長いくどいばかりで効き目はあまりないという事。 小言(こごと) 細かい事をいちいち叱る事。 諄い(くどい) 同じことを何度も繰り返し言う事。 話がしつこい事。 [0回] 牛の糞にも段々 うしのくそにもだんだん 世の中の事には何にでも順序や等級というものがあり それを無視してしまっては物事は成功しないという事。 独りよがりでいてはいけないという事。 語源はよくわかっていませんが 牛は消化をするのに4つの胃を使い段々と消化しているため その段階を経ていかないと糞ができないからなのではと思います。 独りよがり(ひとりよがり) 自分だけが良いと思いこんで思考してしまい、それが態度や行動に現れる事。 [0回] 牛の歩み うしのあゆみ 牛のノロノロとした歩きぶりから 進み具合が遅い事のたとえ。 牛歩。 牛歩戦術(ぎゅうほせんじゅつ) 牛の歩みのようにノロノロとした歩調で 議会の審議などを引き延ばす目的で行われる行為。 [0回] 牛に引かれて善光寺詣り うしにひかれてぜんこうじまいり 他人に偶然誘われて思いもよらなかった良い方向へ導かれる事。 思いがけない縁で偶然ある場所へ到達する事。 隣の牛が布を角に引っ掛けて走り去ってしまい それを追いかけるうちに善光寺という霊場へ行ってしまい 信仰心のなかった人がそこで信仰に目覚めたという事から。 釈尊寺(しゃくそんじ) この諺の発祥は長野県小諸市にある釈尊寺が発祥とされ 布引観音ともいわれています。 [0回] 牛に対して琴を弾ず うしにたいしてことをだんず 愚か者に高尚な話をしても意味がないという事。 ためになる話をしてみても 志の低い者には興味がなくなんの役にも立たないという事。 牛に古琴で名曲を演奏して聞かせても何も反応せず草を食べていたという事から。 古琴(こきん) 中国の古い伝統楽器。 3000年の歴史のある楽器で 7本の弦を持ち七弦琴(しちげんきん)とも呼ばれる。 [0回]