"か"カテゴリーの記事一覧 癩者の瘡うらみ かったいのかさうらみ 自分よりも境遇の良いものに嫉妬してしまう事。 悪い病気にかかっているものが 自分より少しでも程度の軽い病気の者を妬ましく思う事から。 癩者はハンセン病で瘡は梅毒と言われている。 癩者(かったい) ハンセン病になり風体が変わってしまった人の事。 戦国武将大谷吉継がかかったのではないかとされている病。 [0回]PR 勝つ事より負けぬ事を考えよ かつことよりまけぬことをかんがえよ 冷静に負けないよう考える事が勝つ事の秘訣であるという事。 勝気にはやってしまうと無理が生じ実力を出し切る事ができない事もあるが 負けない事を優先するととても冷静に物事を見る事ができ その結果勝利できるという事から。 負けない秘訣 何事も続けているとチャンスは巡ってきますが 諦めてしまうとそこでチャンスは来なくなってしまいます。 なので負けない秘訣とは諦めず投げ出さずチャンスを待つ事なのだそうです。 [0回] かつお節と砥石の借り入れはない かつおぶしとといしのかりいれはない 借りた物をそのまま返すのは貸し借りだが 返したときに減っている物は貸したのではなくあげたのだという事。 かつお節も砥石も貸したら使われているので 減っている分は返してもらえるわけではなく使用分は相手がもらっているという事から。 貸したつもりでも物によっては量が減り貰われているだけだという事。 また、名目上は貸した物でも 相手は貰うつもりでいるので気をつけなければならないという事。 [0回] 餓えて死ぬは一人飲んで死ぬは千人 かつえてしぬはひとりのんでしぬはせんにん 貧乏をして死ぬものは少ないが 贅沢をして死ぬものはとても多いという事。 食べ物が食べられずに飢え死にする者はそれほど多くはないが 酒などを飲みすぎ体を壊して死ぬ者は多い事から。 生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう) 高脂血症・高血圧・糖尿病などの事で 主に内臓脂肪肥満が原因とされる。 原因となるのが偏った食事や飲酒・喫煙など 嗜好品のとりすぎや運動不足と言われています。 [0回] 火中の栗を拾う かちゅうのくりをひろう 自分には利益がないのに危険な事を進んでする事のたとえ。 他人の為に危ない事をする事。 イソップ物語の「猿と猫」という話から。 火中の栗(かちゅうのくり) 火の中にある栗はいつはじけて飛ぶかわからず 怪我をしてしまう危険があります。 [0回] 傍らに人なきが如し かたわらにひとなきがごとし 他人の事など眼中にないように勝手気ままにふるまう事。 すぐ近くに人がいても全く無視して好きなように行動する事。 傍若無人である事。 傍若無人(ぼうじゃくぶじん) 人目など気にせず自分勝手なふるまいをする事。 [0回] 形見は思いの種 かたみはおもいのたね 形見の品物があると それが故人との思い出を偲ぶ事になるので いつまでも心を苦しめてしまうという事。 形見がいけないというものではなく いつまでも形見を見て悲しんではいけないという事。 形見(かたみ) 故人との思い出を思い起こす品物。 亡くなった人との思い出の品。 [0回] 刀は武士の魂鏡は女の魂 かたなはぶしのたましいかがみはおんなのたましい 刀には武士の精神が宿り 鏡には女性の魂が宿るのでどちらも大切にしなければならないという事。 昔の鏡は銅などの金属の表面を磨いたもので手入れを怠ると曇ってしまい 刀も毎日の手入れが行き届いてないと切れ味が落ちるため どちらも大切に手入れをしなければいけないという事から。 [0回] 片手で錐は揉まれぬ かたてできりはもまれぬ 他人と協力をしなければ物事を成し遂げる事はできないという事。 揉錐(もみきり)で穴をあけるには両手を使って持ち手をもち 揉むように回転させなければならず片手ではできない事から。 錐(きり) 主に木などに穴をあける道具。 形状や大きさから揉錐(もみきり)やねじ錐などがある。 [0回] 形は生めども心は生まぬ かたちはうめどもこころはうまぬ 子供の姿は親の特徴に似て生まれてくるものだが 心はそっくりに生まれてくるものではないという事。 親に姿が似ていたとしても心まで似ているわけではないという事。 子供の心は親の遺伝の影響を受けるものではなく 環境が影響するものであるという事。 [0回]