"く"カテゴリーの記事一覧
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くろいぬにかまれたものはあくかすにおそる
一度つらい目にあったものは
似てるもの全てを同じく感じ恐れてしまうという事。
痛い目に一度会うと似た状況を恐れてしまう事。
一度黒い犬に噛まれて痛い思いをした者は
灰汁が垂れて黒ずんで見える部分でも黒い犬を連想し恐れてしまうという事から。
黒犬にくわれて灰汁のたれかすにおずる。
黒犬にかまれて赤犬におじる。
黒犬にかまれて釜の尻におじる。
羹に懲りて膾を吹く。
舟に懲りて輿を忌む。
白犬にかまれて灰汁のたれかすにおじる。
- 灰汁(あく)
肉や野菜などを煮込んだ時に出てくる泡のようなもの。
また、植物を水やお湯につけておくと出てくる苦みやえぐみの事で
そのままでは食べられない植物でも灰汁抜きをする事で食べる事が可能になる。
後者の灰汁は真っ黒なものがあり鍋などから出てくる灰汁とは違うものです。 -
くるしいときのかみだのみ
普段は信仰心などなく神や仏などを拝んだりする事はないのだが
突然病気になっている事が判明したり、
災難や心配事などに遭遇すると突然神仏に頼る事。
人の自分勝手さを言ったもので
神仏など信じていないのに突然困りごとが起こるとお願いをする事をいい
普段はあまり親しくない人などに助けが欲しい時だけ連絡を取るような場合をいう。
神を信仰していないのに困ったときだけは都合よく神頼みをする事から。
- 神頼み(かみだのみ)
神に祈り加護を受ける事、神の助けをもらうなど神様に何かをしてもらう事。
もともとは神様に対し自分の行動を決意し自らその目標に対し努力する事を誓う行為。
その努力が実り結果を得た時にはお礼参りをするという事で
うまく行かない場合は自分の努力が足りなかったので神様のせいではないとされています。