"さ"カテゴリーの記事一覧
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さきがちはくそがち
見せかけだけの偽りの勝利の事。
勝負事や賭け事などでの最初の勝ちには
気を付けなければならないという事。
見せかけだけの勝ちである場合があり
例えば賭け事などでは先に相手に勝たせてから中毒性を持たせ
徐々に負けさせて結果大敗させるなどの手段が用いられるなどの噂話。
また、実際に最初だけ幸運に勝ったとしても
それが永遠に続くわけではなく
勝負事ではいつか負けるものなので
最初の勝利がずっと続くわけではないという事。
- 糞勝ち(くそがち)
糞とは一般的には動物が食べたものを消化した後にでる食物のカスを言い
汚い物やつまらない物・価値のない物などの意味となります。
そこから糞勝ちとは《あまり価値のない勝利》と解釈されると思われます。PR -
さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ
仕事にはそれぞれ適した性格というものがあると言う事。
魚を焼く場合何度もひっくり返したりしては
身が崩れてしまい火の通りもむらができるので
おっとりとした殿様のような性格がよく
逆に餅をやく場合は焦げたりしないよう
何度も頻繁にひっくり返すのがよい事から
がつがつとした乞食のような性格のものにさせるのが良いという事から。
魚は上臈に焼かせよ餅は下種に焼かせよ
金持ちの子には魚を焼かせろ貧乏人の子には餅を焼かせろ
瓜の皮は大名にむかせよ柿の皮は乞食にむかせよ
- 魚を焼く
現在ではフライパンやグリルなどで魚を焼く事が多いと思いますが
網を使い下火で焼くのが美味しいそうです。 -
さかずきにすいさんなし
酒の席では相手に酒を勧めるのに上下の区別なく
無礼講であるのがよいという事。
堅苦しい礼儀などは酒席ではいらないという事。
- 推参(すいさん)
相手の所へ押しかけるような事。
呼ばれもしないのに訪問する事で無礼な事を言う。
- 無礼講(ぶれいこう)
堅苦しい礼儀は無しにしようという事。
礼儀や作法などは無視した宴会の事で
もともとは神事の神に奉納したお神酒を
参列者が授かる礼講の後に行われた神事のない宴会を言う。
そのため無礼な事をしても良いという《無礼:講》ではなく
神事の礼儀や作法などの無いという意味で《無:礼講》となる。
当然ですが酒席で無礼な事をしてもいい
という意味ではないので注意が必要。 -
さおさんねんにろはっちょう
一見すると同じように見えるものでも
本質の違いにより難しさが違うという事。
どちらもぱっと見は同じような長い棒ですが
棹は細長い竹の棒で川底を押すようにして進み
この方法で舟を直進させるのは難しく習得するのに三年かかるが
艪は途中からへの字のような形をしたオールのようなもので
これを左右に動かす事に少しひねりを加え
八の字を意識して動かすとよいとされ
八町ほどの距離を練習すると習得される事から。
櫓さんねんに櫂一とき
棹は三年艪は三月
- 八町(はっちょう)
一町とは約109mの距離となり
それが8倍の八町とは約872mとなります。
ちなみにですがオールを使用したボート競技では
通常1000mや2000mのコースを使用し
国際基準のレースでは2000mとなっていますが
国内では2000mの清水直線コースを確保するのが難しいので
1000mを使用しているとの事。