火事の後の釘拾い かじのあとのくぎひろい 大きな損や散財などをした後に 少しの節約を心掛けてもたいして役に立たない事。 大きな額のお金を損した後に節約をしても 元の金額を取り戻すのは大変であるという事。 火事になって財産などが燃えてしまった後に 焼け残った釘などを拾い集めても元の家に戻せるほどの足しにはならない事から。 火事(かじ) 火による災害の事。 小規模な被害で消火されたものは小火(ぼや) 大規模で被害が大きなものは大火(たいか)と呼ぶ。 [0回]PR 駕籠に乗る人舁ぐ人そのまた草履を作る人 かごにのるひとかつぐひとそのまたぞうりをつくるひと 世の中は様々な貧富や職業があるので 上を見てもきりがなく下を見てもきりがないものであるという事。 色んな人がいて社会が回っているのだという事。 草履(ぞうり) 鼻緒がついた日本の伝統的は履き物。 通気性がよく草履をはくのが主流だった頃は水虫の人はほとんどいなかったようです。 [0回] 籠で水汲む かごでみずくむ いくら努力をしてもまるで無駄だという事。 まったく効果が出ない事。 籠で水を汲もうとしても編み目から水が漏れてしまい まったく水をくむことが無理な事から。 籠(かご) バスケットの事。 竹や籐・針金などを編んで作った容器。 一般的なものは水を汲むのに適していない。 [0回] 駕籠舁き駕籠に乗らず かごかきかごにのらず 自分が行っている職種のサービスなどを 自分では全く使用しないという事。 他人の為には一生懸命行うが 自分の事には手が回らないという事。 舁く(かく) 二人以上の人数で肩に物を担ぐこと。 [0回] 陽炎稲妻水の月 かげろういなずまみずのつき 目には見えているが捕まえる事はできないものの例え。 目で確認はできるが実態がない物の事。 陽炎(かげろう) よく晴れた暑い日に光が屈折しモノがゆがんだように見える現象。 これが大規模なものになると蜃気楼と呼ばれる。 稲妻(いなずま) 雷の事。 雲と雲の間や、雲と地上との間に起こる放電現象で まぶしい光と轟音を発生させる。 水の月(みずのつき) 水月(すいげつ)とも呼び穏やかな水面に映る月の事。 実体のない幻などに例えられる。 [0回] 影の形に従うが如し かげのかたちにしたがうがごとし 物には必ず影ができるものであるように 絶えず影のように相手に付き従い離れない事。 影(かげ) 物体や生物などが光を遮る事により 壁面や地面などにできる黒い領域。 [0回] 書けぬ者理に疎し かけぬものりにうとし 学問や知識が乏しい人は物事の正しい道筋などが理解できず 全体的な事を考える力が足りないものであるという事。 無学な人は何が正しく何が間違っているのか判断できないという事。 理(り) 道理。 理論・理屈。 [0回] 陰に居て枝を折る かげにいてえだをおる 木陰に入り暑さを避けていた者が その木の枝を折ってしまう事で 恩を仇で返すような場合に使われる。 また、恩人の見ていないところで その家の木の枝を折る事という解釈もあります。 どちらの意味でも恩人に仇を為すという意味になります。 恩人(おんじん) お世話になった人。 思いやりをかけてくれ力を貸してくれた人。 [0回] 陰では殿の事も言う かげではとののこともいう 陰口を気にしてはいけないという事。 どんな人であっても陰口は言われてしまうものであるので それをいちいち気にしていてはいけないという事。 殿様のような偉い人でも陰口は言われるという事から。 陰口(かげぐち) 本人がいない場所で悪口を言う事。 陰口の仕組み 陰口を言う人は自分の周りが変化する事を嫌う人が多く それを守るために相手を排除したがるという特徴があります。 たとえば今までとは違うやり方を始めたりするような場合などで 陰口は変わる事への不満から出る事が多いようです。 [1回] 駆け馬に鞭 かけうまにむち 強い者や勢いのある者に力を添えてさらに勢いづかせる事。 駆けている馬は早いものですが それに鞭を打つとさらに速く走る事から。 勢いづく(いきおいづく) 調子が出る事。 勢いが増す事。 [0回]