"あ"カテゴリーの記事一覧 暗夜に燈火失う あんやにともしびうしなう 頼りにしていたものを失いこれから先どうしたらよいのか途方に暮れる事。 真っ暗な夜の闇で提灯やろうそくなどの明かりを持たずにいるのはとても不安な事から。 燈火・灯火(ともしび) あかり。 とうかとも読む。 明かりとしてともす火の事。 [0回]PR 按摩の高下駄 あんまのたかげた 危険な事を進んでしてしまう事。 とても危険な事のたとえ。 目の不自由な人が高い下駄を履いて歩くのは とても危なく感じるという事から。 按摩(あんま) 叩いたり揉んだりなどの手を使った技で体のコリなどを取り除き 健康を増進する療法の事。 また視覚障害者が生業にしていることが多かったため そのような人を指す言葉としてもとらえられます。 [0回] 暗中的を射る あんちゅうまとをいる 当たる可能性が低い事。 暗闇の中で的に矢を放つという事で 当たるか外れるかはわからないが おそらくまぐれなどでしか当たる可能性がないという事。 ただし、可能性はあるので どうなるかはわからないという事。 暗中(あんちゅう) 暗闇。 闇の中。 [0回] 案ずるより産むが易し あんずるよりうむがやすし 物事を始める前は色々と心配してしまうが やってしまうと案外なんでもない物だという事。 昔はお産は本人や子供の生死の心配などがあるものですが 終わってみると案外何ともなかったりするものだという事。 案ずる(あんずる) 心配する。 色々考える。 [0回] 案じるより芋汁 あんじるよりいもじる おいしい物を食べて元気を出そうという事。 悪い事をくよくよと心配してみてもどうにもなるものでもないので それよりもおいしい物を食べてリラックスしていたほうが良いという事。 芋汁(いもじる) 芋を入れた味噌汁。 または、とろろ汁。 とろろ汁(とろろじる) 長いも、山芋などをすりおろし出汁と卵を合わせたもの。 山芋には優れた栄養があり体力の回復のほか 病気の予防などにも効果が期待できるそうです。 [0回] 案じ置きには利無し あんじおきにはりなし 前からずっと温めていた知恵は いざというときになると役に立たない事があるという事。 考えた当時は良いことであったとしても 時代の変化や人の変化などにより意味のない物であったりしてしまい どんなに良い考えであっても色あせて時代遅れになってしまうという事。 時代遅れ(じだいおくれ) その時の傾向や流行に取り残されてついていけない事。 [0回] 案じてたもるより銭たもれ あんじてたもるよりぜにたもれ 心配などをして言葉などをかけてくれるよりも お金をもらったほうがありがたいという事。 同情はされても何も経済的な援助にならないので実質的なものがいいという事。 たもる(賜る) くださる。 もらう。 授かる。 [0回] あんころ餅で尻叩かれるよう あんころもちでしりたたかれるよう うまい話が舞い込んでくる事。 思いがけない幸せに会う事。 あんころ餅(あんころもち) 餅を小豆で出来た餡で包んだ物。 おはぎと似ているが中身が餅なので別物。 赤福などが有名。 尻を叩く(しりをたたく) やる気を起こすように励ます事。 また、早く行動を起こすように催促する事。 [0回] 鮟鱇の待喰 あんこうのまちぐい ちっとも努力せずに利益だけを得ようとする事。 アンコウは海底で小魚が来るのをじっと待ち 自分から餌を求めて動かない事から。 働かずにご馳走にありつこうとするずるい人に使う言葉。 鮟鱇(あんこう) 江戸時代は《三鳥二魚》と呼ばれた五大珍味の一つ。 身は淡白でカロリーは低いが 肝は栄養豊富でビタミンなど多く含まれ高カロリー。 [0回] あわを食って育つのは鯔の子ばかり あわをくってそだつのはいなのこばかり 慌て者を諫める言葉。 鯔は泥の中から餌を見つけ養分を取っていますが それがまるで泡を食べているように見えるため 慌てて泡を食うにかけた表現となっています。 鯔(いな) 《ぼら》の小さいもので成長するに従い名称の変わる出世魚です。 卵からかえったばかりのときは《おぼこ》や《すばしり》と呼ばれ それが成長して《いな》となります。 その後《ぼら》となりそれがさらに大きく成長したものが《とど》と呼ばれ 《とどのつまり》の語源となっています。 [0回]