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自慢高慢馬鹿の内
自慢の糞は犬も食わぬ
自慢は知恵の行きどまり
死命を制す
下いびりの上へつらい
下からは上がはかれぬ
四も五も喰わぬ
霜強ければ雨となる
霜の多い朝は晴
霜を履みて堅氷至る
麝あれば香し
蛇が蚊を呑んだよう
蛇が出そうで蚊も出ぬ
釈迦に経
釈迦に宗旨なし
釈迦に説法
杓子定規
杓子で腹を切る
杓子は耳搔きにならず
尺八は鳴りかけたら半稽古
邪慳な胸に鬼がすむ
麝香は臍故命をとらる
鯱鉾立も芸の中
尺蠖の屈めるは伸びんがため
借金は身上の薬
者と者の出合
蛇の口に蠅
蛇の道は蛇
蛇は寸にして人を呑む
しゃべる者は半人足
しゃべる者に知る者なし
沙弥から長老にはなれぬ
三味、太鼓の音の濁るのは雨の兆
十月の木葉髪
十月の投木
十月の昼間なし
習慣は第二の天性なり
十九立花二十は見花二十一では萎れ花
衆口は禍福の門
十三になる迄は七面変わる
宗旨の争い釈迦の恥
主と親には勝たれぬ
舅の物で相婿もてなす
姑が無事で嫁憎し
姑なければ村姑
姑に似た嫁
姑の敵を嫁が討つ
姑の気に入る嫁は世が早い
姑の十七見た者がない
姑の場塞がり
十人暮らしは暮せるが夫婦暮らしは暮せない
十人十色
十年一昔
重箱で味噌をする
重箱に鍋蓋
重箱に煮しめ
重箱の隅を楊枝でほじる
十分はこぼるる
十目の視る所十手の指す所
柔よく剛を制す
繻子の小袖に木綿裏
出家の念仏嫌い
出藍の誉れ
手套を脱す
朱に交われば赤くなる
蓴菜で鰻繋ぐ
駿馬痴漢を乗せて走る
上医は国を医す
将棋早馬碁は思案
しょう事無しの米の飯
上戸に餅下戸に酒
証拠の出し遅れ
上戸は毒を知らず下戸は薬を知らず
上戸めでたや丸裸
正直な者が馬鹿を見る
正直の頭に神宿る
正直の儲けは身につく
正直は阿呆の異名
正直は一生の宝
正直貧乏横着栄耀
障子口から上がれば坊主
小事と大事は一目には見難し
小事は大事
小人の腹は満ち易し
小心者は損をする
上手な嘘より下手な実意
上手の小糸
上手の鷹が爪隠す
上手の手から水が漏る
上手の猫が爪を隠す
上手はあれど名人はなし
上手は下手の手本下手は上手の手本
冗談から泣きが出る
上知と下愚は移らず
小智は菩提の妨げ
笑中に刀あり
少年老い易く学成り難し
少年よ大志を抱け
小の虫を殺して大の虫を助ける
商売は草の種
商売は道によりて賢し
商売は元値にあり
勝負は時の運
正法に奇特なし
証文が物を言う
証文の出し遅れ
醤油で煮締めたよう
小利大損
将を射んとせば馬を射よ
小を捨てて大につく
升を以て石を量る
諸行無常
食後の一睡万病円
食なき者は職を選ばず
職人貧乏人宝
女子と小人は養い難し
初心忘るべからず
白髪は冥途の使い
白河夜船
知らずは半分値
知らずは人に問え
白豆腐の拍子木
知らぬ顔の半兵衛
知らぬが秘密
知らぬが仏
知らぬが仏見ぬが秘事
知らぬ神より馴染の鬼
知らぬは亭主ばかりなり
知らぬは人の心
知らぬ仏より馴染の鬼
知らぬ道も銭が教える
白羽が立つ
虱の皮を槍で剥ぐ
虱は頭に処りて黒し
尻あぶって百まで
尻が来る
尻から抜ける
尻が割れる
知りて知らざれ
尻に帆かける
尻に目薬
尻は他人
尻も結ばぬ糸
知る人は国に余れ
知る者は言わず言う者は知らず
汁を吸うても同罪
次郎にも太郎にも足りぬ
白無垢鉄火
師走女房に難つけな
師走八日に事なかれ
しわん坊と灰吹は溜る程汚い
しわん坊の柿の種
詩を作るより田を作れ
人口に膾炙す
沈香も焚かず屁もひらず
心中よりも饅頭
人事を尽くして天命を待つ
信心すぎて極楽通り越す
信心は徳の余り
人生字を識るは憂患の始
人生朝露の如し
人生僅か五十年
身代につるる心
死んだ子に阿呆はない
死んだ子の年を数える
死んだ先を見た者いない
死んだ仏も盆にゃ来る
死んだ者の因果
死んだら褒められる
死んで千杯より生前の一杯
死んで花実が咲くものか
死んでも書いた物が物を言う
真の闇より無闇が怖い
心配は身の毒
親は媒に因らず
親は泣き寄り他人は食い寄り
心腹の友
辛抱は金、碾臼は石
新米にとろろ汁
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仕上げが肝心
仕合せは袖褄に付かず
思案投げ首
思案の案の字が百貫する
しいら者の先走り
塩辛を食おうとて水を飲む
塩を売っても手を嘗める
塩を売れば手が辛くなる
仕返しは三層倍
四角な座敷を丸く掃く
四月雷さま馬鍬吊るす
鹿待つところの狸
鹿を追う者は山を見ず
鹿を指して馬となす
閾が鴨居
閾を跨げば七人の敵あり
食には友を忘る
しくじるは稽古の為
自業自得
地獄極楽は心にあり
地獄で仏に逢ったよう
地獄にも知る人
地獄の釜の蓋もあく
地獄の沙汰も金次第
地獄は壁一重
地獄へも連れ
地獄も住家
仕事は多勢
仕事幽霊飯弁慶
仕事に追うて仕事に追われるな
しし食った報い
獅子身中の虫
事実は小説より奇なり
死しての千年より生きての一日
獅子の子落とし
獅子の分け前
獅子は小虫を食わんとしてもまず勢いをなす
蜆貝で海を量る
磁石鉄を吸うとも石を吸わず
磁石に針
四十肩に五十腕
四十がったり
四十くらがり
四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうでやまぬ
四十二の二つ子
支証の出し遅れ
師匠のはな負け
師匠は針の如し
地震雷火事親爺
地震のある前には魚類が多く浮き上がる
地震の時は竹藪へ逃げろ
賤に恋なし
死すべき時に死せざれば死にまさる恥あり
沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
死生命あり
時節の梅花春風を待たず
時期を待てよ柿の種
自然に還れ
地蔵の顔も三度
地蔵は言わぬがわれ言うな
士族の商法
舌三寸に胸三寸
親しき中に垣をせよ
親しき中にも礼儀あり
下地は好きなり御意はよし
舌の剣は命を絶つ
舌の長い者は盗人
舌の根の乾かぬうち
舌は禍の根
七去
七細工八貧乏
七尺去って師の影を踏まず
七十の三つ子
七度探して人を疑え
七人の子はなすとも女に心は許すな
死中に活を求む
七里けっぱい
知った同士はすずしい
知った道に迷う
知って知らざれ
知って問うは礼なり
実は嘘の奥にあり
十遍探して人を疑え
十本の指はどれを噛んでも痛い
師弟は三世
地頭に法なし
四斗を八斗
死なぬ子三人皆孝行
死なば四八月
死なば卒中
死馬に鍼さす
死馬にも鍼
死にがけの念仏
死金を使う
死にし子顔よかりき
死に別れより生き別れ
死人に口なし
死人に妄語
死ぬ死ぬという者に死んだ例がない
死ぬ程楽はない
死ぬ者貧乏
死ぬる子は眉目よし
死ぬるばかりは真
死ねば死損生くれば生得
芝居蒟蒻芋南瓜
芝居好きは女好き
芝居は無筆の早学問
四百四病の外
四百四病より貧の苦しみ
渋柿が熟柿に成り上がる
渋柿の長持ち
持仏堂と姑は置き場なし
自分で自分の墓を掘る
自分の子には目口が明かぬ
自分のぼんのくぼは見えず
耳聞は目見に如かず
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菜園作りの野良荒らし
塞翁が馬
細工は流流仕上げを御覧じろ
細工貧乏人宝
歳月人を待たず
彩ずる仏の鼻をかく
財大なれば用を為し難し
才智は身の仇
災難の先触れはない
財布の底と心の底は人に見せるな
財布の紐に首をかけるよりは心に掛けろ
財宝は身の敵
棹三年に艪八町
竿竹で星を打つ
盃に推参なし
盃に孑孑がわく
魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ
酒外れはせぬもの
相模女に播磨鍋
酒屋へ三里豆腐屋へ二里
盛り一時
先勝ちは糞勝ち
先立つ物は金
鷺と烏
先んずれば人を制す
桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿
桜さわら
桜三月菖蒲は五月
桜は七日
桜は花に顕わる
酒が酒を飲む
酒買って尻切られる
酒極まって乱となる
酒と朝寝は貧乏の近道
酒と産には懲りた者がない
酒に十の徳あり
酒に別腸あり
酒の燗は人肌
酒呑みの尻切れ襦袢
酒飲は半人足
酒は愁を掃う玉箒
酒は燗肴は刺身酌はたぼ
酒は古酒女は年増
酒は三献に限る
酒は諸悪の基
酒は天の美禄
酒は飲むとも飲まるるな
酒は飲んでも煙草はやめられぬ
酒は百毒の長
酒は百薬の長
酒はやめても酔い覚めの水はやめられぬ
酒盛って尻踏まれる
酒飲み本性たがわず
雑魚の魚交じり
雑魚も魚鰭
笹の露にも酔う
笹の葉に鈴
囁き千里
坐して食らえば山も空し
差出る杭は打たれる
匙の先より口の先
座禅組むよりこやし汲め
沙汰の限り
沙汰の外
砂糖食いの若死
座頭を川中で剥ぐ
里腹三日
鯖の生腐り
三味線と蛸は血を狂わす
寒い時に穢い物なし
寒さ小便ひだるさ欠伸
鞘当
白湯を飲むよう
皿嘗めた猫が科を負う
去り跡へは行くとも死跡へは行くな
猿が髭揉む
猿が仏を笑う
猿知恵
猿に烏帽子
猿に絵馬
猿に木登り
猿の尻は真赤
猿の尻笑い
猿の水練魚の木登り
猿の空虱
猿の花見
猿の人真似
猿は人間に三筋足らぬ
猿回しの長刀
猿も木から落ちる
去る者は日々に疎し
騒ぐ烏も団子一つ騒がぬ烏も団子一つ
触らぬ神に祟りなし
触らば落ちん風情
触り三百
座を見て皿をねぶれ
三月の桜さめ
三月の花見虱
三月比目魚犬も食わぬ
三国一
三五の十八
三歳の翁百歳の童子
三尺去って師の影を踏まず
三十九じゃもの花じゃもの
三十振袖四十島田
三十六計逃げるに如かず
算術者の不身代
山椒は小粒でもぴりりと辛い
山椒目の毒腹薬
三寸の舌に五尺の身を亡ぼす
三寸の舌を掉う
三寸の見直し
三寸俎板を見抜く
三代続けば末代続く
三度の火事より一度の後家
三度の飯もこわし柔らかし
三度目は定の目
三人子持は笑うて暮らす
三人知れば世界中
三人旅の一人乞食
三人虎を成す
三人なって二人が淋しがる
三人寄れば金をも溶かす
三人寄れば公界
三人寄れば文殊の知恵
三年たてば三つになる
三遍廻って煙草にしよう
秋刀魚が出ると按摩が引込む
三面六臂
算を乱す
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碁勢弓力
五臓六腑に沁みわたる
炬燵で河豚汁
炬燵弁慶
五反百姓出ず入らず
此方の負けは先で話す
凝っては思案に能わず
子で子にならぬ杜鵑
碁で負けたら将棋で勝て
事が延びれば尾鰭がつく
言伝は荷にならぬ
言葉多きは品少なし
言葉に花が咲く
事は時節
言葉は国の手形
言葉は心の使
事は密なるを以て成る
言葉は身の文
子供川端火の用心
子供騒げば雨が降る
子供好きに子なし
子供の喧嘩に親が出る
子供の根問い
子供は教え殺せ馬は飼い殺せ
子供は風の子
事を見ては勇む事なかれ
子無しに子を呉れるな
小鍋は直きに熱くなる
粉屋の泥坊
子に過ぎたる宝なし
子にする事を親にせよ
子に引かるる親心
粉糠三合あったら婿に行くな
子の心親知らず
この道ばかりは別
子は有るも嘆き無きも嘆き
子は産むも心は生まぬ
子は鎹
子は三界の首枷
小判で面張る
木挽の一升飯
小人に鈍なし
五風十雨
呉服五層倍
小舟の宵ごしらえ
瘤の上の腫物
小坊主一人に天狗八人
枯木栄を発す
古墓犂かれて田となる
子ほど喜ばし難いものはなく親ほど喜ばし易いものはない
五本の指で切るにも切られぬ
小股がきれ上がる
小股取っても勝つが本
駒の朝走り
独楽の舞倒れ
鱓でも尾頭付き
鱓の歯軋り
小娘と小袋は油断がならぬ
虚無僧に尺八
米が上がると家賃が下がる
米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる
米が不作の年に普請する
米の飯と女は白い程よい
米の飯と天道様は何処へ行っても附いて廻る
米の飯に骨
米の飯より思召し
米屋は三度目に変えよ
米を数えて炊ぐ
子持になると唖が物言う
子持二人扶持
子持の腹に宿無が居る
子故の闇に迷う
子より孫が可愛い
五里霧中
五両で帯買うて三両でくける
凝れば妙あり
転がる石には苔が生えぬ
頃は三月夜は九月
転ばぬ先の杖
転べば糞の上
衣ばかりで和尚はできぬ
転んでの尻挟み
転んでもただでは起きぬ
コロンブスの卵
怖いもの見たさ
碁を打つより田を打て
子を知ること父に若くはなし
子を棄てる藪はあるが身を棄てる藪はなし
子を棄てる藪はあれど親を棄てる藪なし
子を視ること親に如かず
子を持って知る親の恩
子を持てば七十五度泣く
権者にも失念
蒟蒻で石垣を築く
蒟蒻は体の砂払
蒟蒻を馬につけたよう
昆布に山椒
権兵衛が種撒きゃ烏がほじくる
紺屋の明後日
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小家から火を出す
御意見五両堪忍十両
恋いた程飽きた
濃い茶目の毒気の薬
恋に師匠なし
恋に上下の隔てなし
鯉の滝登り
鯉の一跳
恋の道には女がさかしい
恋の山には孔子の倒れ
恋の闇
恋は曲者
恋は思案の外
恋は無情の種
紅一点
光陰矢の如し
後悔先に立たず
好機逸すべからず
孝行のしたい時分に親はなし
高山の嶺には美木なし
好事魔多し
孔子も時に会わず
好事門を出でず悪事千里を走る
後生畏るべし
黄泉の客
碁打に時なし
郷に入っては郷に従う
功能書の読めぬところに功能あり
孝は妻子に衰う
孝は百行の本
甲張強くして家おし倒す
好物に祟りなし
弘法にも筆の誤り
高木風に嫉まる
子馬の朝駆け
高慢は出世の行き止まり
高名の中に不覚あり
蝙蝠も鳥のうち
紺屋の明後日
紺屋の白袴
呉越同舟
声無きに聞き形無きに視る
声なくして人を呼び
声の高い者が勝つ
小男の腕立て
小男の惣身の知恵も知れたもの
氷は水より出でて水よりも寒し
五月女に秋男
五月の腐れ鯛
五月蕨は嫁に食わせるな
子が無くて無くは芋掘りばかりなり
故郷へ錦を着て帰る
鵠は浴せずして白し
黒白を争う
黒白を弁ぜず
極楽願わんより地獄作るな
後家育ちは三百安い
こけた上を踏まれる
虎穴に入らずんば虎子を得ず
後家と黒木は触って見ねば知れぬ
後家花咲かす
後光より台座が高くつく
小言は言うべし酒は買うべし
此処ばかりに日は照らぬ
粉米も噛めば甘くなる
志は木の葉に包む
心に笠着て暮らせ
心につるる姿
心の鬼が身を責める
心の駒に手綱ゆるすな
心は面の如し
心は二つ身は一つ
心程の世を経る
心安いは不和の基
心を鬼にする
子三人子宝
乞食が馬を貰ったよう
乞食酒
乞食に氏なし
乞食に膳椀
乞食に貧乏なし
乞食にも門出
乞食にも袋祝
乞食にも三つの理屈
乞食の朝謡
乞食の系図話
乞食の断食悪女の賢者振り
乞食の餅焼
乞食も大勢すれば体がよい
乞食も米の飯を食う
乞食も場所
乞食を三日すれば忘れられぬ
五十歩百歩
後生が大事
孤掌鳴し難し
後生願の六性悪
後生は徳の余り
胡椒の丸呑み
小食は長生のしるし
-
芸が身を助くる程の不仕合
鶏群の一鶴
鶏口となるも牛後となる勿れ
芸術は長く人生は短し
傾城買の糠味噌汁
傾城に誠なし
螢雪の功
芸人に年なし
芸は道によって賢し
芸は身につく
芸は身の仇
芸は身を助く
桂馬の高上り
怪我の功名
下戸と化物はない
下戸の肴荒らし
下戸の建てた蔵はない
下戸の手剛
下戸は上戸の被官
蚰蜒になめられると禿げる
下女腹よければ主腹知らず
下種とに鷹に餌を飼え
下種ない上臈はならず
下種の後思案
下種の一寸のろまの三寸馬鹿の開けっ放し
下種の口に戸は立てられぬ
下種の逆恨み
下種の謗り食い
下種は槌で使え
下種も三食上臈も三食
下駄も阿弥陀も同じ木のくれ
下駄を預ける
けちん坊の柿の種
結構は阿呆の中
毛の無い猿
毛は気につれる
煙あれば火あり
煙が東になびけば晴れ
煙る座敷には居られるが睨む座敷には居られぬ
外面似菩薩内心如夜叉
欅の発芽不揃いの時には遅霜あり
家来とならねば家来は使えぬ
げらげら笑いのどん腹立て
螻蛄才
螻蛄の水渡り
螻蛄腹立つれべ鶫喜ぶ
下臈なくては上臈もなし
下臈は口さがないもの
毛を吹いて疵を求む
喧嘩すぎての空威張り
喧嘩過ぎての棒乳切り
喧嘩と火事は大きい程よい
喧嘩にかぶる笠はない
喧嘩は降り物
喧嘩両成敗
牽強付会
賢者ひだるし伊達寒し
賢人は危きを見ず
健全なる精神は健全なる身体に宿る
捲土重来
剣は一人の敵学ぶに足らず
賢は愚にかえる
倹約とけちは水仙と葱
剣を執る者は剣によって亡ぶ
-
食い気ばかりの色気なし
株を守りて兎を待つ
食いつく犬は吠えつかぬ
食い物と念仏は一口ずつ
食い物のあるのに鉄砲汁
食い物の意趣は怖い
食う事は今日食い、言う事は明日言え
食うだけなら犬でも食う
食うた餅より心持
空中楼閣
食おうとて痩せる
苦髪楽爪
釘の裏を返す
釘の曲がりは金槌で直せ
釘を打つ
公卿にも襤褸
公卿の位倒れ
臭い物に蠅たかる
臭い物に蓋
臭いもの身知らず
草俯いて百を知る
草木も眠る丑三つ時
草木も揺るがず
臭しと知りて嗅ぐは馬鹿者
腐っても鯛
楔を以て楔を抜く
腐り縄に馬をつなぐ
腐れ縁は離れず
草を打って蛇を驚かす
草を分けて探す
孔子の倒れ
櫛の歯をひく
籤は争いをとどむ
籤は三度
九尺二間に戸が一枚
孔雀は羽ゆえ人に獲らる
愚者の百行より智者の居眠り
愚者も一得
愚人に論は無益
薬九層倍
薬にしたくても無い
薬にする程
薬の灸は身にあつく毒な酒は甘い
薬人を殺さず医師人を殺す
薬の過ぎれば毒となる
薬より養生
癖ある馬に能あり
癖ある馬に乗りあり
癖なき馬は行かず
糞船にも船頭
糞も味噌も一緒
下さる物なら赤葉でも
管の穴から天を覗く
口あれば京へ上る
口あれば食って通る肩あれば着て通る
口が動けば手が止む
口から出れば世間
朽ち木は柱にならぬ
口三味線に乗せる
口先の裃
口たたきの手足らず
口で貶して心で褒める
口では大阪の城も立つ
口と財布は締めるが得
口と腹
虵は口の裂くるのを知らず
口に甘きは腹に害あり
口に風邪をひかす
口に使われる
口にはいる物なら按摩の笛でも
口には関所がない
口に針
口に蜜あり腹に剣あり
口の虎は身を破る
口は口心は心
口は重宝
口は虎舌は剣
口は禍の門
唇亡びて歯寒し
口笛夜は盗賊
口弁慶
口味噌付ける
口も八丁手も八丁
口より出せば世間
口をして鼻の如くせよ
口を閉じて眼を開け
口を守る瓶の如くす
轡の音にも目を覚ます
国破れて山河在り
国を売る
九は病五七は雨に四つ旱六八ならば風と知るべし
苦は楽の種
首たけ
首振り三年ころ八年
窪い所に水溜まる
熊に山椒鯉に胡椒
雲となり雨となり
雲にかけ橋
雲に汁
蜘蛛の子を散らすよう
蜘蛛の糸で石を吊る
蜘蛛は大風吹く前に巣をたたむ
雲を霞
雲を掴む
雲を掴んで鼻をかむ
供養より施行
食えどもその味を知らず
鞍掛馬の稽古
暗がりから牛
暗がりから暗がり
暗がりに鬼つなぐ
暗りの犬の糞
暗りの渋面
暗がりの恥を明るみへ出す
苦楽は生涯の道づれ
水母の風向
水母の行列
水母の骨
暗闇の鉄砲
暗闇の独り舞
暗闇の頬冠り
苦しい時には親を出せ
苦しい時の神頼み
苦しい時は鼻をも削ぐ
廓の金にはつまるが習
紅は園生に植えても隠れなし
黒犬に噛まれたる者は灰汁かすに恐る
食わず嫌い
食わぬ貧楽高枕
食わせて置いて扨と言い
食わぬ飯が髭に付く
食わぬ殺生
鍬をかたげた乞食は来ない
句を作るより田を作れ
君子危うきに近寄らず
君子に二言なし
君子に三戒有り
君子に三楽有り
君子は豹変す
葷酒山門に入るを許さず
薫は香を以て自ら焼く
群盲象を撫ず
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聞いて極楽見て地獄
気が利き過ぎて間が抜ける
木から落ちた猿
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
聞けば聞き腹
聞けば気の毒見れば目の毒
木七竹八掘十郎
雉子鳴けば地震あり
雉子の隠れ
雉子も鳴かずば射たれまい
雉子を食えば三年の古疵も出る
疑心暗鬼を生ず
鬼神は邪無し
疵持つ足
きたなく稼いで清く暮らせ
北に近ければ南に遠い
北枕で寝るな
気違いに刃物
気違いも一人狂わず
吉凶は糾える縄の如し
吉凶は人によりて日によらず
狐が下手の射る矢を恐る
狐七化け狸は八化け
狐の子は面白
狐の嫁入り
狐も目のない人は騙せぬ
狐を馬に乗せたよう
狐を以て狸となす
木で鼻をくくる
木に竹をつぐ
木にも萱にも心を置く
木に餅がなる
木に縁りて魚を求む
機に因りて法を説け
杵で頭を剃る
杵であたり杓子であたる
昨日の友は今日の怨
昨日の花は今日の塵
昨日の淵は今日の瀬
昨日は昨日今日は今日
昨日は今日の昔
昨日は人の身今日は我が身
昨日は嫁今日は姑
木登り川立ち馬鹿がする
木の股から生れる
木の実は木の本
木は木金は金
気は心
木仏金仏石仏
木もと竹うら
客の早起き
客招いて客悲しみ
牛首を懸けて馬肉を売る
窮すれば通ず
窮すれば濫す
窮鼠猫を噛む
窮鳥懐に入れば猟師も殺さず
狂人走れば不狂人も走る
兄弟は鴨の味
兄弟は他人の始まり
兄弟は両の手
京に田舎あり
京の着倒れ大阪の食い倒れ
今日の襤褸は明日の錦
今日の情けは明日の仇
今日の後に今日なし
今日の一針明日の十針
京の夢大阪の夢
器用貧乏
喬木は風に折らる
虚栄は嘘の母
去年に不作なし
漁夫の利
嫌いは知らぬの唐名
霧の多い年は瓜類不作
義理張るより頬張れ
器量は当座の花
器量より気前
騏驎の躓き
騏驎も老いては駑馬に劣る
綺麗な花は山に咲く
着れば着寒し
義を見てせざるは勇なきなり
槿花一日の栄
琴瑟相和す
錦上花を添う
金時の火事見舞い
勤勉は成功の母
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痒い所に手が届く
粥腹も一時
傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ
芥子は気短者に掻かせろ
烏鳴きが悪いと人が死ぬ
烏に反哺の考あり
烏の頭の白くなるまで
烏の行水
烏の白糞
烏百度洗っても鷺にはならぬ
烏を鵜に使う
烏を鷺
唐物商いは千里一跳
借り着より洗い着
借りて借り得貸して貸し損
借りて来た猫
狩人罠にかかる
借りる八合済す一升
借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔
枯れ木に花
枯れ木も山の賑わい
彼も人なり予も人なり
夏炉冬扇
可愛い子には旅をさせよ
可愛さ余って憎さが百倍
皮切りの一灸
川口で船を破る
川越して宿をとれ
川だちは川で果てる
川中には立てど人中には立たれず
川に水運ぶ
川の石星となる
皮引けば身が痛い
皮一重
川向かいの火事
瓦は磨いても玉にならぬ
瓦も磨けば玉となる
雁がたてば鳩もたつ
雁が飛べば石亀も地団駄
閑古鳥が鳴く
癇癪貧乏
癇癪持ちの事破り
勘定合って銭足らず
肝胆を砕く
寒中の雷は夏日照り
眼中の人
寒中の南風は豊年の前ぶれ
干天の年に凶作なし
雁捕る罠に鶴
艱難汝を玉にす
寒に帷子土用に布子
雁に長幼の列あり
堪忍五両思案十両
堪忍の忍の字が百貫する
堪忍袋の緒が切れる
旱魃に飢饉なし
旱魃に水
間髪を容れず
雁は八百矢は三本
雁は八百矢は三文
看板に偽りあり
看板に偽りなし
冠旧けれど沓にはかず
雁も鳩も食わねば知れぬ
丸薬を金色に染める
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飼い犬に手を噛まれる
貝殻で海を測る
海賊が山賊の罪を上げる
書いた物が物を言う
快刀乱麻を断つ
櫂は三年艪は三月
怪力乱神を語らず
返り花の多き年は大雪となる
買うは貰うに勝る
顧みて他を言う
蛙におんばこ
蛙の願立
蛙の子は蛙
蛙の顔に水
蛙は口から呑まるる
顔で笑って心で泣く
顔に似ぬ心
顔に紅葉を散らす
踵で頭痛を病む
かがみ女に反り男
鏡は女の魂
餓鬼に苧殻
垣根と諍いは一人ではならぬ
鍵の穴から天を覗く
餓鬼の断食、悪女の賢者ぶり
餓鬼の花争い
餓鬼の目に水見えず
餓鬼も人数
学者鬼を恐れる
学者必ず不人品
学者のとった天下なし
学者の不身持ち
学者貧乏
隠すより現る
学問に近道なし
楽屋から火を出す
楽屋で声を嗄らす
駆け馬に鞭
陰では殿の事も言う
陰に居て枝を折る
書けぬ者理に疎し
影の形に従うが如し
陽炎稲妻水の月
駕籠舁き駕籠に乗らず
籠で水を汲む
駕籠に乗る人舁ぐ人そのまた草履を作る人
火事の後の釘拾い
火事の後の火の用心
貸し借りは他人
賢い人には友がない
貸した物は忘れぬが借りた物は忘れる
頭が動かねば尾が動かぬ
佳人薄命
鎹思案
霞に千鳥
数をいうまい羽織の紐
稼ぎ男に繰り女
稼ぐに追いつく貧乏なし
稼ぐに追い抜く貧乏神
風に柳
風の前の塵
風邪は百病のもと
風は吹けども山は動ぜず
風吹きに灰撒くよう
風待つ露
風を喰らう
風を結ぶ
肩あれば着る
堅い石から火が出る
堅い木は折れる
堅い物は箸ばかり
敵の家でも口を濡らせ
敵の金でもあれば使う
敵の前より借金の前
片口きいて公事をわくるな
形は生めども心は生まぬ
片手で錐は揉まれぬ
刀は武士の魂鏡は女の魂
形見は思いの種
傍らに人なきが如し
火中の栗を拾う
餓えて死ぬは一人飲んで死ぬは千人
かつお節と砥石の借り入れはない
勝つ事より負けぬ事を考えよ
癩者の瘡うらみ
勝った自慢は負けての後悔
がったり三両
勝って兜の緒を締めよ
河童に塩を誂える
河童に水練
河童の川流れ
河童の寒稽古
河童も一度は川流れ
勝つも負けるも時の運
勝てば官軍負ければ賊軍
瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず
門松は冥途の旅の一里塚
家内喧嘩は貧乏の種蒔
家内和睦は福の神の御祭り
鼎の沸くが如し
悲しい時は身一つ
金槌の川流れ
金槌論
叶わぬ時は親を出せ
蟹の横這い
蟹は甲に似せて穴を掘る
鐘鋳るまでの土鋳型
金請はするとも人請はするな
金があれば馬鹿も旦那
金が敵
金が金を儲ける
金が物を言う
金で面を張る
金と塵は積もるほど汚い
金に糸目を付けぬ
金の切れ目が縁の切れ目
金のない男と頭のない女
金の轡を食ます
金の生る木
鐘の音がよく聞こえると雨になる
金の光は阿弥陀ほど
金の草鞋で尋ねる
金はあぶない所にある
金は命の親命の敵
金は浮き物
金は片行き
金は三欠くにたまる
金は天下の回り持ち
金は湧き物
鐘も撞木の当たりがら
金持ち金使わず
金持ち喧嘩せず
金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い
金持ちと貧乏者は黙って居られぬ
兜を脱ぐ
壁に馬を乗りかける
壁に耳
壁の穴は壁で塞げ
果報は寝て待て
南瓜に目鼻
釜の下の灰まで
噛み合う犬は呼び難し
紙子着て川立ち
神様にも祝詞
裃を着た盗人
剃刀と奉公人は使いよう
剃刀の刃を渡る
神は正直の頭に宿る
神は非礼を受けず
神は見通し
神へも物は申しがら
噛む馬は終いまで噛む
亀の看経
亀の甲より年の劫
亀の年を鶴が羨む
亀も上上
鴨が葱を背負ってくる
鴨の水掻き
